ツーショットを撮る時の理想的なライティング

ツーショットの時の最適なライティングは?
ツーショットの時の最適なライティングは?

2ショットの写真を撮るときは、どのようなライティングにするべきだろうか。撮影してきたのは刀剣乱舞の大和守安定と加州清光の正装。男装を撮るときは一灯で撮りたいと思うものだが、ツーショットでの撮影の場合、一灯で撮ると、どうしても片方の人の顔に影が強く出てしまう。

最初のうちは一灯で撮っていた。というのもやはり男装は一灯での撮影がいい具合に陰影がついてカッコいいと思ったからだ。それにレイヤー側からスタジオの雰囲気に合うように暗めに撮って欲しいという要望も出ていた。なので両方からストロボを当てると、パーンと明るくなってしまうかなという懸念があったが、やはり片方の顔に影が出てしまうのが気にかかる。なんだかアンバランスだ。

一灯ライティングだと、右の子の顔に影がかかる。
一灯ライティングだと、右の子の顔に影がかかる。

そこで小さめのアンブレラをモデルのそばに置き、2灯で撮影することにした。左側からグリッドをつけたソフトボックス、右側から床に置いたアンブレラというライティング。

2等ライティングにすることで、右の子の顔の影が消えた。
2等ライティングにすることで、右の子の顔の影が消えた。

すると懸念となっていた顔の陰影も消え、二人とも綺麗な顔で撮影することが出来た。明るさもそう変わらず全体的な雰囲気も崩れていない。強いていえば屏風の明るさが左右で異なる点くらいだろう。この点は上から当てているソフトボックスと、下から当てているアンブレラによる違いが出てしまった。