みのおキューズモールのイリュミネーションを背景にコスプレ撮影を敢行してきた。アコスタという街中コスプレイベントでの撮影なので、一般客の他に大勢のコスプレイヤー達もいる。

人が来ない内、明るい内にイリュミネーションで撮ってしまおうといわれた。イベント時間ギリギリまで撮っていると更衣室が狭いので着替えに時間がかかり最終のシャトルバスに間に合わない恐れがあるという事だった。

午後5時に中央広場のイリュミネーションが点灯した。空はまだ明るい。しかしそこそこコスプレイヤーは多い。皆写真を撮るでもなく雑談している。早速撮ってしまおうと、55mmや85mmの単焦点レンズでイリュミネーションを暈かして撮っていった。F1.4で撮ったのもあれば、丸暈けを狙ってF2.8で撮った写真もある。55mmの単焦点レンズの場合（Otus1.4/55）、F2.8まで絞らなくても、F2で充分丸暈けになっている。しかし周辺はややラグビーボールっぽい形だ。

広場で撮り、二階の通路で撮り、その後夕陽で逆光で撮影して、再びイリュミネーションで撮影。F1.4の単焦点レンズでISO感度を400まで上げればまだストロボ無しでも明るく撮れる。

ズームレンズに変えて、焦点距離24mmや35mmで撮ってみたのだが、余りお気に召さないご様子。場所を移して電飾が巻かれた大きな木の前で2階から撮影、55mm単焦点に変え、ISO感度1600に上げて、F1.4の設定。シャッタースピード1/100秒にして、手ブレしないギリギリで明るさを得ようとする。

アンブレラが使えれば綺麗に撮れるんだけどなぁとぼやいたら、本人はストロボ無しの方が雰囲気が出てていいと言われた。あら、意見の相違。とりあえずアンブレラを設置できないのでストロボ無しで撮っていく。色温度は7500Kで温かい色合い。

せっかくだからイリュミネーションで撮りたいと駄々をこね、一階に降りて、アンブレラを設置して撮影。ソフトボックスで撮りたかったが、規約よりも大きいサイズのソフボしか持っていなかったので、小さいアンブレラを持ってきた。陰影を付けずに撮りたいならソフトボックスよりもアンブレラの方が良い。これも規約で１灯しかライトスタンドを設置できないから、ソフトボックスだと陰影が付きやすい。アンブレラは最適な選択だ。

55mm、200mm、11-24mm、85mmと4本のレンズで撮っていった。やはり標準、中望遠、望遠レンズが最も効果的な絵を撮る事が出来た。特に望遠レンズは圧縮効果を得やすい上に、人が密集した場所から離れて撮る事が出来る。少し離れた場所は人通りが少ないというメリットもある。

イリュミネーションの色が異なるのは、電飾の性質による。見た目色自体は変化がなかったが、撮る毎に色が水色になったり青になったり、日中に撮ったときは光っている電飾と光っていない電飾が混ざり合うように撮れることもあった。蛍光灯下で撮るときのフリッカー現象と似た感じだが、シャッタースピードを1/20秒にしてもこの現象は変わらなかったから、何か他に原因があるのだろう。ひょっとしたら色がゆっくりと変化する電飾で、長時間じっと見ていなかったので、その変化に気づかなかったのかもしれない。