素敵なコスプレイヤーさん達をこれまた素敵な京都のスタジオで撮影した。1着目の最後にせっかくだから美しく撮りたいと思いワガママを聞いて頂いた。せっかくだから衣装もひらりとさせようという事で、もう一人のレイヤーさんにベールとマントの裾をひらりと上げて頂いた。先だっての撮影から、このようなアシスタントのことをヒラ職人、もしくはヒラリ職人などという呼び方をしている。ひらりと舞う衣装を撮るタイミングは難しいが、予測を立てればなんとかなる。最初は息が合わなかったが二回目からはタイミングが読めるので、綺麗にひらりと舞っている写真を何枚も撮れた。(File.4057)
一灯で陰影をつけて美しい容姿を撮りたかったのだが、一灯だとやはり影になりすぎるかなという事で、斜め後ろにアンブレラを置いてリムライト代わりにした。そして光量はメインライトよりも弱めに。(File.4038)
一灯で陰影をつけてしまうと、光の当たらないところが暗く落ち込んでしまう。絵作りにもよるだろうが、今回は衣装が艶めかしくも煌びやかであるし、やはりすべての部分を描写したかったので後ろにアンブレラ+ストロボを置いた。衣装が黒かったので一灯で陰影をつけてしまうと真っ黒になってしまうという懸念もあった。
あとポーズ指定として、ソフトボックスがある右側の方に向かって気持ち体を斜めに向けて貰うと、体がより細く見えるという効果もある。顔はカメラ側に向けて貰っても、斜め右を向いて貰っても良い。このコスプレイヤーさんを撮影中、やや斜めに向けた横顔に美しさがきらめいたように見えたので、顔を真横に向けて貰ったりもした。(File.4045)
これに頭上からのライトがあれば完璧なのだが、そこまで大量の機材を持ち込むことは出来ない。
一灯は陰影が付くが、光が当たらないところは闇に溶けてしまうという事を忘れがちだ。陰影をつける時でも斜め背後からの光である程度明るさを持ち上げてやると、全身が綺麗に撮れる。