今週休み明けにサマンサタバサ(7829)が急騰した。売り込まれて1000円台を割り込み、連日の年初来安値で700円を付けたが、そこから切り返し、翌営業日には770円台まで急上昇を演じた。
魔法瓶メーカー象印社長の、中国の爆買いの勢いが衰えているという主旨の発言から、週明けは更に下落するかと思われたが、予想を裏切る形での上昇。先週までに節税対策の売りが終了し、今週から新しい資金が流れてきたためか、日経平均も上昇に転じており、30日の大納会も、明るいムードに包まれて終了した。
ブロッコリーも330円から330円台まで回復してきているので、日経平均上昇の楽観ムードに乗った感がある。象印(7965)も28日は減益決算から軟調だったが、翌営業日は反転上昇を演じており、大納会は6%超の上昇。予想PERは22倍、配当利回りは1.1%。
今年1年の相場を振り返り
今年は日経平均株価は2万円の大台を回復したものの、中国の株安ショックに翻弄された1年だった。来年の株価予想は、110円まで円高になるとか、日経平均は14500円まで下がる恐れがあるなどの予想に溢れている。アベノミクスが4年目に突入する。景気の波は4年周期と言われているので、来年の相場は余り楽観視出来ない展開となりそうだ。