サマンサタバサが年初来安値更新

25日、サマンサタバサ(7829)が年初来安値を更新、一時700円を付けた。以前チェックした時は1000円から1100円くらいだったと思うが、随分と下がった。

元々インバウンド関連銘柄として、中国や韓国の旅行客にサマンサタバサのバッグが人気があると何かの株雑誌で掲載されいたのを読んだ記憶があり、その折に株価をチェックしたのだったが、ここまで下がるとはという思い。中国の景気失速懸念で、ビックカメラ(3048)などのインバウンド銘柄も大いに売り込まれ1600円台から一時1000円を割り込んだ。サマンサタバサも例外なく売り込まれている模様。予想PERは14倍まで下がった。

雑誌掲載当時買おうかどうか迷ったが、ヤフーファイナンスの株主優待の説明欄も空白だし、結局買わなかった。株はその銘柄に確信が持てない時、迷っている時は買わない方が良いのだろうか。そう思わせる値動きだ。

株主優待については、株主限定のセールをどこかの会場でやっていたと、インターネットの掲示板か何かで読んだ記憶があるのだが、情報源が定かではないので割愛。

爆買いに関しては、昨日のニュースで、魔法瓶メーカーの象印の社長が、爆買いの威力がなくなってきたとのインタビュー記事が掲載されていたのを見た。となると、インバウンド銘柄が売り込まれているのは、既に機敏な内外投資家が先を見越して行動している現象とも見て取れる。

サマンサタバサの今後の業績展望に関しては決算書を見ていないので、何とも言えない。阪急梅田にも店舗があり、外から見ただけだが、とても明るくて好印象の持てるお店だった。女性用だけでなく、サマンサキングスのブランド名で20代から30代の男性をターゲットにした(と個人的には思っている)バッグも展開している。

ブロッコリー、年初来安値で一時300円をつける

業種は異なるが、ブロッコリー(2706)も年初来安値を更新中で、一時300円を付けた。700円を付けたサマンサタバサと同じく切りの良い株価で年初来安値を付け、その後僅かだが持ち直している。ブロッコリーは前回大相場を演じた際には、300円台をうろついているところから200円台まで割り込んで、そこから上昇した前例がある。

以前、まだまだ下がりそうだから、200円台に突入したら買い時かとツイッターかブログに書いた覚えがあるが、実際に300円を切りそうになると、食指が動かない。悲観的な相場の時は皆そういうものだ。その逆を行く胆力のある投資家が、大きく儲けられるのかもしれない。「人の行く裏に道あり、花の山」の格言通り。