前日の上方修正を受けバンダイナムコHD暴落。予想利益が市場コンセンサスに届かなかったのが要因

昨日後場終了後のバンダイナムコHDの第3四半期決算発表・上方修正を受け、2月7日の株価は前日比405円安(−8.25%)の4505円で終えた。

バンナムHDが四半期決算発表後に暴落気味の下落を演じたのは数期ぶりか。ここ最近は決算発表後に大きく騰がる事が多かった。本日の株価の動きはここ1週間ほどの上昇を帳消しにした下げ幅。元々米トランプ政権と中国との貿易摩擦の影響を受けて日経平均が2万円を割った際に釣られて4400円台まで大きく下がっていた気がするが、日経平均株価に対して逆行する値動きをするのがこの銘柄の特徴でもあるからその後持ち直した。

下落理由は、決算内容は連続増益・前期比増で配当も増配で申し分ないが、会社側の通期予想750億円に対して、市場コンセンサス830億円で、予想利益が80億円ほど少ない点と、元々バンダイナムコHDの配当は、手堅く低めに公表された企業の決算予想を根拠にして期首には低めに設定されており、その年の利益が大きければ増配するという仕組みなので(故に業績が好調なら中間配当は少なく期末配当が多いという現象が生じる)、前年と同等の増配で決算内容も大方の予想通りでインパクトがなく、出尽くし感で売られたというもの。8%超の下落率はここ1ヶ月ほどで短期に4500円台から4900円台までジグザグチャートのボックス相場を演じつつ急上昇していた事の反動と失望売りも混じっているだろう。Yahoo!掲示板を見ると決算発表前の投資家達の期待が大きすぎた感もある。

上述したように、バンダイナムコHDの上方修正は控えめな決算予想による或る程度は予想しやすい形での上方修正なので、前期業績との比較に加え、市場コンセンサスを超える上方修正がなければ、株価の上昇は有り得ないという結論に至る。

また本日は地合も悪く、どのゲーム関連銘柄も2%〜4%と大きく下げている。下落率コナミ-4.34%、セガサミー-3.71%、カプコン-6.01%、ミクシイ-3.27%、コロプラ-9.83%、Klab-5.85%、マーベラス-3.15%、グリー-3.38%、日本一ソフトウェア-9.54%、アニメ銘柄のIGポート-8.29%、任天堂は下げ幅低いが気づけばいつの間にか3万円台を割っていた。

テレビとプレステ4、スマホゲームFGOのヒットなどで業績を牽引していたSONYもいつの間にか5,000円台を割り、4,713円(前日比-2.6%)に。ゲーム関連銘柄冬の時代か。

本日の市況、全セクターの銘柄が幅広く下げている中で、ソフトバンググループが前日比1,500円高(+17.73%)のストップ高上昇で終値9,962円、日経平均株価122円78銭安の終値20,751円(-0,59%)の中で一強と言ったところ。

右肩上がりだったスマホゲームの業界全体の売り上げが転換点を迎える中で(スマホゲーム市場のブラック化 主要企業の75%が減益・赤字:ライブドアニュース)、バンダイナムコHDのネットワークコンテンツ事業は好調。明日週末金曜日にバンダイナムコHDがどのような値動きをするのか、後学のために観察しておきたい。漸進的に業績は伸びているものの、ゲームやおもちゃは流行廃りの激しい水物なので、余り浮かれるのも禁物と言ったところ。今の株価水準が未来永劫続くとは限らない。様々な株価指数を吟味して押すか引くかを決めていきたい。