世界一速いRAW現像ソフト adobe Photoshop Lightroom

Lightroomならハイスペックパソコンならストレスなく、ノートパソコンでも他のRAW現像ソフトより速く処理できる。
Lightroomならハイスペックパソコンならストレスなく、ノートパソコンでも他のRAW現像ソフトより速く処理できる。

PhotoshopのLightroomは、おそらくRAW現像ソフトの中で最もスピーディに扱える快適なアプリケーションだ。一度Lightroomを使ったら、他のRAW現像ソフトを使うのに躊躇することだろう。

RAWデータを扱うのは、実は大変なのだ。パソコンのスペックが低いと動きがもたつく。処理が遅いとそれだけでストレスになる。快適でない環境下でのRAW現像は頭も働かないし、機転も利かない、いいアイデアも浮かばない。ゆえにRAW現像の処理において速いことは正義だ。

Lightroomを使っていると、他のRAW現像ソフトより3倍から5倍の体感速度を感じる。実際にJPEG変換の時間を計ってみたが、キヤノンの純正RAW現像ソフトDPPと比べてみると、次のような結果が出た。

5DsRと1DXのRAW現像時間を比較してみた

他のRAW現像ソフトを使う利点は、DPPならばカメラ撮影時と同じ操作性でRAW現像が行えることや、ノイズ処理の自動化、レンズの欠点を自動的に処理してくれるデジタルレンズオプティマイザの機能だろう。純正故の強みがある。しかし処理がLightroomよりも遅いし、JPEG変換に時間がかかるので、大量の写真を一括変換したい場合に、パソコンを一晩中付けっぱなしにしなければならない。少しでも早くモデルにデータを渡したい場合は障壁となる。

DxOはノイズ処理が他のRAW現像ソフトよりも格段に優れてはいるものの、写真の取り込みや処理がDPPよりも遅く、操作がもたつく。故に大量の写真を現像するのには向いていない。写真コンテスト提出用に数枚現像するのには打ってつけだろう。

パソコンのスペックが低くてRAW現像は無理と考えている人でも、Lightroomなら何とかなるかも知れない。期間限定で無料で使えるので、一度試しにパソコンにインストールしてみて、速さを体感してみるのも良いだろう。