壁をストロボでピンク色に染めて撮る方法

55mm | F2 | 1/250s | ISO200 | ガンマ調整チャートミッドポイント-0.92 | ホワイトバランス微調整( -4.5, 3.0 )

ハコアム大阪の一番下のフロアは3階となり、階段踊り場を出てすぐに所にストリートアートのスペースがある。エレベーターが3,6,7,8階に限り使えるようになったので、6階待合スペースから3階へと攻めて、その後エレベーターで一気に8階まで上り撮影するという事も出来るのだが、いつもの癖で8階からエレベーターで上って撮影し、階段で下に降りて撮影できそうなブースを探していくというスタイルに慣れてしまった。

8階から階下へと色々と撮り、3階のストリートアートのスペースに来たときに、前に撮ったときと同じ感じで撮って欲しいと言われた。前撮ったキャラは何だったか思い出せないが、背景をピンク色に染めていたことは記憶している。

久しぶりに撮ると難儀した。

ピンクが似合うキャラ。

今回使用したストロボはCanon 600EX 2-RT。数年前までは最新ストロボだったが、スピードライト EL-1にフラッグシップストロボの座を譲り、いつの間にか販売終了になってしまっていた。Yahoo!ショッピングでポイント還元含めてお得に買えたのだが、今は10万円前後のプレミア価格が付いてしまっている。

今回の撮影で使用したストロボ機材

Canonからストロボの新製品が発売されるが・・・

スピードライト EL-1は数年前に発売された製品だが、10万円と高価で、多灯ストロボ目的で気軽に買える値段ではない。

今夏にCanonから新しく発売されるスピードライト EL-5は、値段面では600EX 2-RTと同等だが、新機種のアクセサリーシューを搭載したカメラでしか使えない。Rシステムのカメラであっても少し前に発売された製品には対応していない。対応がなんとも不便なバラツキ具合だ。

それだけでなく、バッテリーがカメラで使用するのと同じリチウムイオンバッテリーLP-ELなので、多灯で5台用意するなら13,000円のバッテリーを最低5個買う必要がある。またこのバッテリー、1日の1,000枚から2,000枚近い撮影で持つだろうかという問題も考え合わせると、エネループなら予備も含めて安くで済むのにと嘆息せざるを得ない。性能は進化しても、使い勝手や経済性では退化しているのではないか。

今後コスプレ撮影を続けていくとなると、いつかはカメラを買い換えなければならず、その頃には一眼レフの新機種は恐らく出ていないだろうから、ミラーレス一眼のRシステムを導入することになる。運良く新ストロボ1台5万円で買えたとして5台で25万円。カメラやレンズを揃えると200万円くらい浪費しそうなので、今の一級品のカメラやレンズを大事に使い続けるという選択肢の方が賢明なようにも思えるが、Canonは製造終了から7年しか部品を保管していないので、7年後に潰れたら修理も出来ない。せめて15年くらい修理に対応してくれたら良いのだが。

今使っているCanonのストロボが故障した場合、換えがないので中華製のストロボを使うことになるが信用性が未知。どうしたものか。

さて、話を撮影に戻す。今回の記事では以下の項目に沿って、ストロボの使い方やRAW現像の方法を解説していく。(全文:2,700字)

  • 照射角が設定できなくなったストロボ
  • 回らない光を誤魔化す方法
  • 白飛びを防ぎつつ明るさを上げるRAW現像の方法
  • 肌の色を微調整するためのRAW現像の方法