ライブの臨場感を出すためのライティングと撮影手法

スタジオ撮影でライブの臨場感を出す。

同じレイヤーさんからの依頼で、同じスタジオで再び撮影。場所は大阪のJR玉造駅および大阪メトロ鶴見緑地線玉造駅が最寄りの、スタジオ・ルクール。貴族の屋敷のような豪華で幻想的な内装でお馴染みのスタジオルールやスタジオルシエルの系列スタジオだ。ここは他のスタジオと違い、本物のライブステージのように撮れるという大きな特長がある。

この日はJR玉造駅からスタジオに向かったが、側に近鉄系列のスーパーがあるので、シュークリームなどを購入してから昔ながらのゴチャッとした商店街を抜けてスタジオに辿り着いた。子供の頃によく遊んでいた商店街は震災で焼けてしまい小綺麗な店舗に生まれ変わった一方で味がなくなってしまった。だからこういう古い趣を残した商店街を通り抜けるとふと懐かしく昔の子供時代のことなどを思い出すのだが、アーケードのない方の商店街の本屋の前を通ると、本やオモチャが随分賑やかに陳列されていて、『推しの子』のポップがデカデカと飾ってあったのが印象的だった。

商店街を抜け、洒落た店やマンションが並ぶ幹線道路の横断歩道を渡り、スタジオに一直線に向かう北の歩道を前にして、古めかしい階段が壁のように立ちはだかった。そういえば前に来たときもこの階段を上ったのだったと肩を落とした。一歩手前の脇道から行けば良かったかとも思ったが、帰りにそちらの道を行くとやはり階段。避けられない。

ドアをノックしたら別のドアからレイヤーさんが出てきた前回の轍を踏まえ、LINEで到着したことを伝えて、正しいドアの前で待つ。レイヤーさんが出てきて軽く挨拶を交わして中に入り、黙々とライティングの準備をした。

この日はアシスタントで、前回コスプレをしていた女の子が来る予定だったが、電車が止まるというアクシデントが発生。そういえば列車時刻アプリだったか駅の案内だったかでそんな警告が出ていた。ちなみにその子はわざわざ新幹線を使って少し遅れて無事到着したのだった。

今回の記事では、同じスタジオでの前回の失敗を踏まえて持参したライティング機材と、ライティング手法、臨場感を出すための撮影手法について振り返っていく。(全文:2,500字)

  • スタジオの造りにあわせたライティング機材の見直し
  • ストロボを使うとライブの臨場感はどうなる?
  • 定常光の明るさを左右する要素
  • ライブの臨場感を出すのに最適な使用レンズ

今回のコスプレ撮影で使用したカメラ