撮影スペースの雰囲気を活かしたストロボ・ライティング

場所に合わせてストロボ光の質感をコントロールする。

何度同じ場所で撮っても、時が経つとどう撮ったか忘れるもの。人間の脳は不要な記憶を引き出しの奥のそのまた更に奥の方へと追いやるらしい。時々ふとしたことがきっかけで、数十年前に見た夢を鮮明に思い出すことがあったりするから、脳の中の片隅に記憶として残っているのだろう。

今回の作例は、ハコアム3階の階段を出てすぐの所にあるグラフィックアートのスペース。以前何度もここで良い感じに撮れていたのだが、今回はまた試行錯誤することにした。外付けハードディスクにほとんどのデータを移行して手元には僅かしか残ってないので、端的に解説していきたい。(全文:2,400字)

今回の撮影で使用したライティング機材