ぶらり夜景撮影 with Otus1.4/55

この日は京都の宇治に軽く観光に行った帰りに、大阪に途中下車して夜景撮影をしてきた。1DXのマウントに数日前に買ったばかりのOtus1.4/55を着けて。

Otusはフクロウの一種コノハズクの意味。闇の中でも見通せる目という意味をレンズの名前に込めたのだろうか。それならと実際に闇の中で撮ってみることにした。

これから掲載する写真はすべて、手持ち撮影の開放F値1.4で撮影している。

大阪のビジネス街にあるイリュミネーション。ピントは3分割の一番右に合わせている。

大阪ビジネス街 夏のイリュミネーション。
大阪ビジネス街 夏のイリュミネーション。

歩いた場所が悪かったのだろうか。高層ビルがたくさん林立してキラキラ輝いているイメージがあった。

水面の反射が美しい。看板もクッキリシャープに写っている。
水面の反射が美しい。看板もクッキリシャープに写っている。

大江橋南詰交差点。はて何処だろう。仕事帰りのサラリーマンやOLが足早に道を行く。

大江橋南詰夜景
大江橋南詰夜景

気を取り直して、中之島中央公会堂へ足を運ぶ。さすがにここのライトアップは綺麗だ。

中之島中央公会堂の夜景。開放F1.4でもクッキリシャープ。
中之島中央公会堂の夜景。開放F1.4でもクッキリシャープ。

7月だけどクリスマスツリー風のイリュミネーション。都会の中のオアシス。

夏のイリュミネーション。開放から驚異的な描写力を誇る。
夏のイリュミネーション。開放から驚異的な描写力を誇る。
収差などものともしないのはさすがOtusといったところか。
収差などものともしないのはさすがOtusといったところか。
引きで撮影。背景の優しい暈けが、イリュミネーションツリーを際立たせている。
引きで撮影。背景の優しい暈けが、イリュミネーションツリーを際立たせている。

どうも普段から人物写真ばかり撮っていて、風景写真を撮り慣れていないせいか、良い構図が余り思い浮かばない。こういうときは構図の本を読むに限るが、積ん読状態だ。

再び中之島中央公会堂へ。開放でも色にじみなくシャープに写っている。

中之島中央公会堂夜景。開放にもかかわらず、レンズの描写力に欠点がない。
中之島中央公会堂夜景。開放にもかかわらず、レンズの描写力に欠点がない。

ふと都会のビルの方にも目を向けてみる。縦横どちらの写真を掲載しようか迷ったが、ビルの高さと水面に反射する光の帯の長さを強調したかったので、縦構図を選んだ。

東洋のベネチア。大阪は水の都でもある。
東洋のベネチア。大阪は水の都でもある。

まるで目の前にあるかのようなリアリティ溢れる写り。

中之島中央公会堂は、哀しい歴史が刻まれた建物でもある。
中之島中央公会堂は、哀しい歴史が刻まれた建物でもある。

開放での撮影にもかかわらず、美しい写りを見せてくれる。
開放での撮影にもかかわらず、美しい写りを見せてくれる。

都会の中心では、夜も経済は休むことなく動いている。

色収差もパープルフリンジも見受けられない。
色収差もパープルフリンジも見受けられない。

梅田に戻ってきた。働く者の憩いの場、歓楽街。

看板の文字も、色にじみなくクッキリと写っている。
看板の文字も、色にじみなくクッキリと写っている。

散策した場所が悪かったのか、ビルがいっぱいあるという風には撮れなかった。東京だともっと違う感じの、ふらっと歩いているだけで密度の濃い夜景が撮れるのだろうか。