布引ハーブ園に行くにはロープウェイに乗らなければならない。何か忘れ物に気づいて地上に戻ってまた登るのは面倒だ。花火撮影も同じで、一度間違った焦点距離のレンズを持参して現地に降り立つと、年に一度の花火大会の撮影が台無しになりかねない。
布引ハーブ園の丘で最も重宝するであろうレンズは、70-200mmの望遠ズームだ。200mmの単焦点で撮るには距離が近すぎて、撮影場所によっては花火がはみ出てしまう場合もある。せっかくの神戸の夜景も入らない。
かといって85mmの中望遠レンズだと花火が小さく、山影などの余計な風景が写り込みすぎてしまう。
ここはズームレンズの利便性に100%頼るべきだろう。花火撮影というのは場所取りが命だが、その場所取り自体が面倒で、最適と思った場所に陣取った所で、その場所で単焦点レンズを使って花火を上手く撮るのは難しい。
何度も場数を踏んでいて既に自分の撮った写真を元に、最適なフレーミングを決めることが出来るのなら良いのだが、それでも最適な場所が空いているとは限らない。なんせ花火客でいっぱいなのだから。
ゆえに一番最適なレンズは70-200mmの望遠ズームレンズと結論づけた。おそらく135mm-150mm辺りで撮影するのが、夜景も入り花火も適度の大きさで最適なのではないだろうか。