買ったばかりの東芝の全自動洗濯機から水が出なくなった。すすぎのランプが点滅しているときに水が出なくて、洗濯槽が大きな音を立てて回っている状態。
早速東芝のカスタマーセンターに電話したら、少し待たされた後に繫がった。7月末に電話して、修理日は最短で19日だと言われて驚く。そういえばお盆休みを挟んでいる。8月13日から16日までがお盆休みだが、6日土曜日以降の平日に休みを取れば11連休になる人もいる。
20日以上コインランドリーで洗わないといけないのか。それも毎日洗濯しなければならないこの夏場に。お金だってべらぼうにかかるんじゃないかと真っ青になった。
洗面所に修理するための2畳のスペースがあるかなど聞かれた後に電話を切った。
「すすぎ」から始めると水が出るようになった
再び洗濯機の前。電源を切って入れ、設定をリセットして「洗い」から始めても水が出ない。取扱説明書に従い、給水口に何か詰まってないかプラスチックのネジをひねると簡単に外れたので確認してみたが、プシュッと音を立てて水が少し漏れた後に黒い水垢の小さな破片が少し出てきただけ。
ところがである。洗濯を途中で止めたため「すすぎ」をしないといけないと思い、手動で「すすぎ」から動くように試してみると、水が蛇口からシューーーッと出てくる恵みの音がして、ホッと一安心。
しかし洗濯が終わった後に、電源を切って入れて、コースを選んでいると、洗濯槽からゴムのベルトを機械で巻き付けるようなシュルルルルっ!という大きな音がする。これは一体何だと同じ操作を繰り返していると何度か同じ音がしていたのだが、やがてこの不穏な音もしなくなった。
音が気になる
修理日まで3週間ほど無事に洗濯できていたのだが、購入時の音と同じだろうかという不安。洗濯時のモーターの音はこんな大きかったか、もう少し静かではなかったかだとか、「洗い」の水の音が少し大きくなってないかとか、脱水の時の音がガタガタガタガタと大きくするので、何か洗濯物が挟まってしまったのではとか、ベルトか何かが外れているのではないかと色々と憶測が浮かんだ。
とにかくプロの修理の人に来て貰わないことには原因が分からない。この時点での懸念事項としては、
- 洗濯時の音は正常か
- 脱水の音が大きい時がある
- すすぎから脱水、脱水から洗濯ほぐしに切り替わるときに、ベルトを巻き付けるようなシュルルルルっとう小さな音がする。メジャーを巻き戻すときのような音。
予定が早くならないかと、ヤマダ電機のウェブサイトから修理を申し込むが東芝に回される
3週間は長い。東芝ではなくヤマダ電機経由で修理依頼をすれば、ヤマダの請負の修理会社につながり、少し予定が早くなるのではないかと電話してみたが、ヤマダ電機のサイトで受付して数日後にかかってきた電話は、東芝からだった。メーカー1年保証期間中はどのルートを取っても全て東芝に回されるのか。
同じ予定が入っているとのことでキャンセル。洗面所に2畳のスペースがあるかキッチリ計ったわけではないので少し心配になってきて訊いてみたが、その女性はしばらく無言の後、それはこちらでは承っていないから修理相談センターの方でと素っ気なく言われた。どうも機嫌が悪そうな声色だった。
洗濯機自体は正常に動いている。修理依頼をキャンセルしようかと後日東芝カスタマーセンターに電話してみたのだが、やはり何か異常があるのなら見て貰っておいた方が良いと言われた。若い男性で随分と優しい声だった。
「洗い」の後の「脱水」を、水が出ないと勘違いしたか
3週間もあるので、動画で撮ったり該当する取扱説明書を読んだりしていたのだが、修理日前日になり、水が出なかった原因は、すすぎ前の「脱水」だったからではないかと気づく。
前に使っていたシャープの5㎏の洗濯機の時はどうだったか。洗濯、排水のあとに脱水なんてあっただろうか。シャープのは自分で選んで買いに行った洗濯機ではなかったので愛着がなかった。
脱水の音が少し大きかったから、異常と捉えてしまった節がある。
洗濯機、稼働の詳細
すすぎ前に一時停止、もしくは電源を切ったから、洗濯にしても水が出なかったのか。すすぎから始めたことで、水が出るようになったのか。
すすぎ1回のメモリーコース。洗濯時間40分の内、洗濯終了20分前に「排水」及び「脱水」が始まり、15分前に「すすぎ」が始まる。5分ほどすすいで、「排水」と「脱水」、最後の2〜3分ほどで「洗濯ほぐし」となり、洗濯終了。
やはり「脱水」が原因だった
修理当日。修理の人が洗濯機のメニューボタンを音ゲーの達人のように矢継ぎ早に押していく。どうもエラーを調べているらしい。そんな隠しコマンドがあったのか。
水が止まった原因は、すすぎ前の脱水だったのではないかと告げると、たぶんお客様の言われる通りだとのこと。洗濯機にエラーが記録されていないという。
脱水の音が大きい原因
脱水の音が大きいのも、色々原因があって、洗濯パンが少し強度が異なるのか、右上と左下でちょっと差があると、洗濯機を両手で抑えつけつつ解説した。
今しがた洗濯した、洗濯ネットに入れたシーツと靴下の二袋を見せた。靴下の方はヌンチャクみたいに両側が膨れている。今日は脱水時の音がかなり激しかったが、このヌンチャクの形になった洗濯ネットが全てを物語っているようにも思われる。
洗濯ネットも入れすぎると脱水時の音が大きくなる原因だという。
洗濯機で洗濯してはいけない物
後は洗濯してはいけないものの決まりが3通りあると言われた。
ワタが入っている物。枕やクッション、ぬいぐるみなど。
水を吸わない物。ウインドブレーカー。これは雨合羽も入るのではないか。
あと1つは何だったか忘れたが、取扱説明書に書いてあるという。
説明書を開いてみると、皮革製品、和服、スーツやコート、電気毛布などが洗濯機で洗濯出来ないとある。洗濯機の故障に繫がる。
洗濯槽の穴に紐が挟まらないように選択する方法
洗濯槽に空いてある穴についても聞いてみた。ここに腰紐のプラスティックが取れてハマってしまって、なかなか取れなくなってしまったことが2度ほど合った。以前使っていた洗濯機でもたまにあったが、これ程の頻度ではなかった。穴が大きいのだろうか。
この穴は水流を作るためのもので、ジャージやパーカーなどの紐は、手間がかかるけれども結んで洗濯物を裏返して洗って欲しいとのこと。穴の中に異物が入ると、排水口を詰まらせて故障の原因になる恐れがあるという。
ちなみにその場合の修理代は、分解するので、部品代7,000~8,000円+出張費3,000円くらいかかると言われた。
心も晴れやかに洗濯できる
洗濯機正常ですので安心してお使いくださいとのことで、ホッと胸をなで下ろしたのだった。
さて次の洗濯、きちんと平らになるように洗濯槽に大量の洗濯物を入れて回すと、脱水の時も大きな音がしなくなった。岸壁に叩きつけるような水のチャプチャプいう音が大きくなったり静かになったり。
洗い時のモーターや水の音が大きいように聞こえたのは、1度故障を疑って神経過敏になっていたせいもあるのだろう。静音性に優れている洗濯機であることを再認識したのだった。これから10年大切に使っていこう。