バンダイナムコHD、上場来高値更新。証券会社のレーティング格上げが株価に追い風か。

バンダイナムコHDの株価の快進撃が止まらない。昨日は日経平均株価が300円〜400円安と大幅安の中、終値で前日比プラスを保つ。今日も終値で前日比+160円(+3.58%)の4,630円。上場来高値を更新した。長らくコナミの株価と水をあけられていたが、ここ数日でコナミが年初来安値をつけたこともあり、株価が肉薄してきた。

本日バンダイナムコHDが上昇した要因は、野村證券が投資判断をニュートラルからバイに転換したため。目標株価は4,000円→5,600円。本来ならこれだけの急激な上昇チャートを描くと一息入れそうだが、先日も謀証券会社が目標株価を5,000円に引き上げたばかりで、証券会社の投資判断引き上げが株価に追い風となっている。また大阪梅田にVRゲーム施設の旗艦店を開くというニュースもプラスに作用していた。

バンダイナムコHDの決算予想はいつも保守的なので、前年比よりもマイナスの予想を出してくることが多く、四半期決算ごとに出たら仕舞いで売られて株価が大きく下がるというジンクスがあるが、今回は上昇した。期末配当も111円と業績に合わせて増配。配当性向50%以上を目標としている。

目先は利益確定売りでいったん下がりそうな急勾配チャートではある。明日の動向を注視したい。