アップルの公式サイトからiMacを購入する際に、カスタマイズでメモリを増設できる。しかしメモリに関しては互換メモリを自分で購入してパソコンに取り付けた方が安上がりで済む。
これはアップルのパソコンに限らず、NECの国産パソコンでもそうだ。純正のメモリは高い。後から単品で買うともっと高い。確かNECの純正メモリは、単品だと8GB8万円で公式サイトで販売されていた。
購入時にカスタマイズでメモリを増設した方がまだ安く、NECの公式販売ページでもメモリ増設キャンペーンを実施している時は互換メモリと同じくらいの値段で増設できた記憶があるが、今回iMac購入時には、アップルではそのようなキャンペーンはやっていなかった。
ということでデフォルトの8GBのままで置いておいて、別途ヤフーショッピングの5のつく日にポイント10倍還元で、iRAMというブランドのメモリを購入した。8GB×2枚のセットで21,000円也。
他にも安いメモリはあったが、ネットで「iMac 2017 メモリ」で検索していろいろ調べてみたら、iRAMブランドのメモリが信頼性が高いということで、これに決めた。5年間保証とある。おそらく5年後にはこのiMacも買い換えているかもしれない。保証を受けるにはお買上レシートとパッケージを保管しておいてくださいと書いてあるので、捨てかけてたパッケージをiMacの化粧箱にしまって置く。
さてメモリ取り付け。iMacの電源コードを差し込む上の部分に、小さな細長いボタンがある。これを指で押すとフタが開くというのだが、なかなか開かない。押しても押しても開かない。しまいには爪が痛くなってきたので、イチゴを食べる時のフォークを持ち出してきて尻の部分で思いっきり押してやると、ようやく空いた。やれやれ、修理工場送りになるかと思った。
レバーを左右に広げてロックを解除すると、メモリ収納スペースが出て来る。
メモリには切り込みがあり、メモリ差込スペースには凸型の取っ掛かりがある。つまりメモリを差し込む裏表を間違えないようになっているわけだが、iMacは左側に凸があったので、メモリの向きを間違わないよう切り込みが左側に来るように面を向けて、カチッと軽い音がするまで差し込んだ。
メモリ収納ケースを元の位置に戻し、レバーも元に戻して、ロックする。蓋を閉める。蓋と本体が擦れて細かいプラスチックらしき屑が散らばってしまったので掃除する。
電源コードを差し込んで電源を入れ、どれだけ早くなったか実感しようとしたが、買ってからフォトショップなどの大したアプリも使わずにメモリ交換したので、どれだけ速くなったのか実感できなかった。しかし速いことには変わりない。前に使っていたWindows機よりは確実に速い。他のサイトでも速くなったと言っていたから、速くなったのは確実だ。
メモリを増設すると何が速くなるのか。パソコンや各種アプリの起動が速くなる。各種処理も早くなる。それほどメモリが必要とされないアプリではあまり変わらないとされているが、僕の使うアプリはどれもかなりのメモリ容量を使いそうなものばかりなので、24GBにして間違いないだろう。各種画像処理ソフトで計測してみたが、24GBいっぱい使っていたので、将来的にはもっと増やしてみたい。別の機会にWindowsパソコンと比べてRAW現像ソフトがどれほど速く処理するようになったか実証していく予定だ。