以前ブログで親指AFについて紹介した。写真を撮る際には親指でAFを押す撮影方法に変えることで、写真撮影の効率が上がるという内容だ。
しかしいつも親指AFが役立つとは限らない。むしろ親指AFで撮っていると凄く不便と感じる時がある。
例えば、片手で撮る時。こないだ1DXを右手、ストロボを左手に構えて撮影していたが、親指AFでは撮りづらかった。片手でフラッグシップ機の重さと大きさを支えながら親指でAF-ONボタンを押すのは、中々に骨の折れる作業だった。
そこでボタンカスタマイズ機能から、シャッターボタン半押しでAFが開始されるように、つまりデフォルトの設定に戻してみた。片手でカメラを持っている時は、親指AFよりも従来のシャッターボタン半押しでAFを合わせるやり方の方が楽だ。
1.カメラのメニュー一覧から、「操作ボタン カスタマイズ」を選んで実行。
2.「シャッターボタン半押し」アイコンを選んで実行。
3.「測光開始」のみになっているので、左の「測光・AF開始」に変える。
4.設定が終わったら、アイコンが「測光・AF開始」に変更されていることを確認。
ただし構図を変える時に、親指AFで撮っている時のクセでフォーカスロックが解除状態で構図を変えてシャッター全押ししてしまったので、ピント合わせの行程を何度かすっ飛ばしてしまうこともあった。幸いF7.1以上に絞って撮っていたのでピンボケはしていなかったが。
撮影時にすぐにカスタマイズが出てくるように、マイメニューに登録しておくと良いだろう。