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マンネリを打破!昔撮った写真を見返して成長を知ろう

外付けHDDに入っている過去に撮影した写真は、マンネリを打破するヒントの宝庫。
外付けHDDに入っている過去に撮影した写真は、マンネリを打破するヒントの宝庫。

たまに外付けHDDのフォルダを開いて、昔撮った写真を眺めることがある。自分でも傑作だなと思う写真もあれば、何でこんなに下手に撮ってしまったんだうと頭を抱え込みたくなる写真もあったりして、過去の自分のスキルの度合いが知れて面白い。

まだ人物を撮り始めて間もない頃に撮った写真の方がなぜか上手だったり、あの時は自分では上手く撮れたと思っていた写真が下手だったり。よくこんな写真をモデルさんに渡していたなと恥ずかしくなることもある。モデルさんはニコニコと笑っていたが、裏では「あのカメコさ~・・・」とボロクソに言われていたかも知れない。

昔の写真を見返してみると、自分の写真がなぜそのときダメだったのかがよく分かる。露出補正が間違っていた。快晴なのにレフ板の銀色の面を当てていたために顔が眩しすぎてテカテカになり、モデルも渋い表情。絞りのことなど考えず、開放F1.2で撮ってばかりで、ピントも緩い。逆光でパープルフリンジが出ている。収差の解消方法を理解していない。この時は開放で撮ることが自分の中で正義だった。複数人なのに全員にピントが合わない絞り値を設定していた。誰にピントを合わせれば全員にピントが合うか全く分かっていなかった。構図を詰めていない。各レンズの焦点距離の特性を理解していない、などなど。

過去に撮影した写真を見ていると、様々な問題点が浮き彫りにされる。そしてそれらの問題点を克服している自分がいることにも気づかされる。

マニュアル露出で撮れる様になった。どの天候の時にレフ板を白にすべきか銀にすべきか適切に判断できるようになった。光を読み、逆光で撮る様になった。開放だけでなく、適度に絞って顔はシャープに、背景はボカして撮れる様になった。被写体との距離によって、自分の意図する絵作りに併せて、絞りを調整できるようになった。ピントをガチピンで撮るよう心がける様になった。絞ることを恐れない様になった。きちんと構図を考える様になった。各レンズの焦点距離の特性を生かした撮り方が出来る様になった。集合写真で全員の顔にピントが合うように撮れるようになった。

撮影した時点では、自分の写真を客観的に評価するのはなかなか難しい。それは文章でも同じで、半年か1年くらい寝かしてから見返してみると、記憶から消えていたのでようやく客観的に見れるという有様だ。

もし昔の写真を見て、これは下手だなぁと思ったら、それは成長した証でもある。問題点が分かっているわけだから、既にその問題を克服する意欲なりスキルが身についている証拠だ。もし当時と同じままのレベルなら、明らかに失敗している写真を上手く撮れたと思い込み続けている事だろう。

たまには昔撮った写真をフォルダから引っ張り出してきて、見返してみるのもいい。傑作と膝を打ちたくなる写真もあれば、なんだこれと思う写真もある事だろう。撮影時にデータを確認して、この構図はないな、上手く撮れてないな酷いなと思っていたのに、久しぶりに見返してみたら、いいジャンこれ!と快哉を叫びたくなる写真もある。

様々な感想を抱いている内に、きっと新しい発見があるはずだ。あの頃はあんな気持ちで撮っていたとか、この構図はなかなか斬新だとか。写真撮影にマンネリ気味だったら、きっと昔撮った写真が、新しい息吹を吹き込んでくれることだろう。