フォトジェニックな内装のスタジオで撮る! – 心構えとライティングの探求

フォトジェニックな内装を活かして撮る!

『鬼滅の刃』ブームに乗って改装されたとおぼしきハコアム大阪4階の「鬼の間」。京都にある町家を改装したスタジオの内装とも似ているので、どちらに行こうかと迷ったときに、どうしても大阪からだと京都へはちょっとした小旅行になるので、御堂筋線内で駅から徒歩1分のこちらを選んでしまう。あちらもなかなか豪華でフォトジェニックな飾り付けであるが、こちらも負けず劣らずの力の入りようで、この日は『鬼滅の刃』キャラではなかったが、和装や中華の装いの時は必ずふらりと立ち寄って撮影にいそしむ流れになる。

しかし飾り付けが豪華だからと言って良い写真が撮れるとは限らない。今回は飾り付けられた和室で撮影した時の試行錯誤を振り返っていきたい。ライティングの配置、スタジオの灯りを生かした撮影方法、定常光とカメラの設定の理想的な関係、理想的な肌の色を導き出すためのRAW現像について解説していく。(全文:4,700字)

今回の撮影で使用したレンズ