先日友達に宝塚歌劇団のパンフレットを見せて貰った。すっと通った鼻筋に煌びやかにメイクされた顔立ちの色気漂う男装、そして写真の美しさ。こんな風に撮って欲しいと言われ、2年前なら無理だったろうけれど、今ならおそらく撮れるだろうという事で、某所にロケ撮影に趣いた。
しかし撮影した写真を見て、それだけではパンフレットや映画のポスターのようには仕上がっていない。どれだけRAW現像のパラメータをいじっても、フンワリとしてかつ印象的なコントラストの効いた写真にはならない。HDR風に加工しなければいけないなと感じた。
最近にわかにHDR(ハイダイナミックレンジ)加工が流行している。コントラストが強く、メタリックで、CGのような質感の肌を実現する加工だ。
HDRとはそもそも何か。どういう目的でHDR加工が使用されているのか。
通常、野外で風景写真や人物写真を撮った場合、被写体やモデルにピントを合わせると自動的に露出値が決定され、空が真っ白になるということがある。肉眼では青い空と雲がクッキリと見えるのだが、写真に撮ると雲の形が見えなくなり空も薄く白くなる。
逆に空にピントを合わせて露出値が決定されると、空や雲はクッキリ写っているのだが、今度は人物や被写体が暗くなってしまう。
解決策としては順光で撮れば空も被写体も両方適正露出で撮れる。だが順光は被写体に影がついたり、硬いイメージになったり、太陽が眩しくてモデルが顰め面になったりと、ポートレート撮影においては余り良いことがない。
そこでモデルや被写体に露出を合わせた写真と、空に露出を合わせた写真の他、数段露出を変えた複数枚の写真を重ね合わせて合成することで、空と被写体の両方が適正露出になっている写真にする手段がある。これをハイダイナミックレンジ(HDR)合成と言う。
写真をワンランク上のクオリティにするハイダイナミックレンジ風加工
コスプレ写真の一部の世界では、ハイダイナミックレンジ風の写真に加工する手法が持て囃されている。3次元のコスプレ写真をゲームのCGのような3D風写真に見せることが出来るのが、その最たる理由だ。何よりカッコいい。ゲームの3Dキャラクターは、3次元と2次元の間、2.5次元を表現しているとよく言われているが、HDR風の加工を施せば、まさに2.5次元の世界観をコスプレ写真で再現することが可能だ。
しかしこのHDR加工、少し検索してみれば分かるが、なかなかに難しい。風景写真にしろ人物写真にしろ、コントラストがゴリゴリで、やりすぎではないかと思われる写真もある。しかし今はこういうのが流行だそうだ。
Photoshopにはハイダイナミックレンジ加工のメニューも用意されているが、使うのがなかなか難しい。3Dで表現されたゲームのキャラクターのように加工するには、かなり上級のテクニックがいるし、おそらく満足できる仕上がりにはならない。
そこで今回は誰でも簡単にハイダイナミックレンジ加工風が出来る方法を紹介する。この方法を用いれば、ゲームの3Dキャラクターや、映画のポスターのようなメタリックな質感の写真に仕上げることが出来る。
美しいHDR加工をするためには、現場での撮影と、肌処理、Photoshopを使ったHDR加工の三つの過程を経る必要がある。今回はこの過程をプレミアム記事で詳しく解説していく。
記事は4つの重要な内容を含んでいる。ストロボライティング、魔法のように色を変えるライティングテクニック、陶磁器のように美しい肌を簡単に実現できる肌レタッチ方法、誰でも簡単にゲームの3Dキャラクター風に加工できるテクニック、この4つのテクニックを手に入れることが出来る。
プレミアム記事の内容
- HDR風加工に最適なストロボライティング!
- 夜なのに昼のように、尚且つ背景を青くしながら肌は普通の色で撮るテクニック!
- 陶磁器のような肌に出来る超速肌レタッチテクニック!
- Photoshopがあれば誰でも簡単にできるHDR風加工テクニック!
- なるべく安く済ませるためのライティング機材選び!
もし3Dキャラクター風にカッコ良く写真を加工したいなら、これを読めばそのテクニックを習得することが出来る。HDR風加工だけでなく、ソフトボックスやアンブレラを使ったストロボライティングや、写真全体の色を青っぽく変えて肌の色は普通に撮る方法、高速肌レタッチのテクニックも合わせて掲載している。高級テクニックを是非この機会に手に入れて、あなたの写真をプロ級の写真に仕上げよう!
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