画像編集ソフトプラグインのGoogle Nik Collecitonが2016年3月25日より無料提供を開始した。
元々は149ドルで、1ドル112円換算として、16,800円くらいの価格で販売されていたのだが、今回これが無料となる。
今年中に既に購入してしまった人は、自動的に返金処理がされるようだ。
このアプリケーションをインストールすると、PhotoshopやLightroomなどで編集中の写真に、様々な効果を加えることが出来る。
例えば白黒にしたり、昔のフィルム風の写真に加工したり、数枚の写真を選んでHDR加工を施したり、明るさや色味を変えたり、シャープにしたり出来る。
チュートリアルも表示されて、初心者にも使いやすいプラグインとなっている。それぞれの機能を詳しく見ていくことにしよう。
Analog Efex Pro 2
クラシックカメラ風に写真を加工できるプラグイン。写真のディテールの抽出や明るさ、コントラスト、彩度をいじれる他に、写真に汚れやスクラッチを付けたり、レンズの周辺減光を幅広く調整できたり、フィルムの色やノイズを細かく調整できたりと、実際に使ってみて、かなり高性能な画像処理プラグインだと実感した。
Color Efex Pro 4
ワンクリックで様々な用途に適した色味に変更できるプラグイン。カメラ機能で言うところのピクチャースタイルを更に多岐に渡らせた機能。風景、ウェディング、ネイチャー、ポートレート、建築物、トラベルなど、他のRAW現像ソフトにはない項目と、それぞれの項目に多彩な色加工パターンが用意されている。コレ一つあれば、画像の色味調整は必要ないくらいだ。細かい調整もパラメータを使って出来る。
通常この手の細かなピクチャースタイルは、適応すると不自然な囲うになりがちだが、どれを選んでも自然な色加工を施してくれる。
Silver Efex Pro 2
モノクロ写真を極めることが出来るプラグイン。「暗室のイメージを元にしたコントロール」が出来るので、かなり細かいところまで調整可能。コダックなど昔の特定のフィルムの質感を再現することも出来る。写真の枠も生成可能となっている。
Viveza
画像の明るさや色など細かな項目を、部分的に補正できるプラグイン。
HDR Efex Pro
ハイダイナミックレンジ(HDR)を可能にするプラグイン。一枚の写真からでもHDRの加工が可能。多彩なプリセットも用意されている他、細かいパラメータで調整できる。
Sharpener Pro
優れたシャープネス機能。ディスプレイ用やインクジェット用などに適したシャープネスを加えることが出来る。
Dfine
ノイズ低減機能。
効果を適用すると新規レイヤーが自動的に作成されるので元データを損なわない
Photoshopでこれらの機能を適応させると、効果の施された新規レイヤーが元画像の上に作成されるので、表示非表示の切り替えが可能。元画像を損なうことなく、画像処理を適応させることが出来る。
Nik Collecitonを使用するのに必要なPhotoshopとLightroomは、アドビクラウドなら月々980円から使用できるが、1年分のオンラインコード版が8232円とお買い得価格になっているので、この機会に1年分を購入してみるのも良いだろう。
プロも使っているというGoogle Nik Colleciton、この機会に是非無料ダウンロードしてみてはいかがだろう。