1000枚以上の写真のRAW現像を、1時間以内に終わらせる最速テクニック

この日はスタジオで800枚以上撮ったが、RAW現像は2時間もかからなかった。
この日はスタジオで800枚以上撮ったが、RAW現像は2時間もかからなかった。

あなたの1日の撮影枚数はどれくらいだろうか。100枚も行かない人もいれば、300~400枚、あるいは軽く800枚から1000枚を超える人もいるだろう。

コスプレやポートレートなどを撮影した後、撮らせてくれたモデルさんにデータをお渡ししなければならない。コスプレ写真の1日辺りの撮影枚数は平均すると、400枚程度だそうだ。

こないだシェアスタジオの待合室でカメラマン同士がお喋りしているのを小耳に挟んだ。RAWで撮ると1枚1枚現像するのに時間がかかるから、JPEG撮って出しでその日のうちにお渡ししているということだった。

コスプレ撮影の場合、データのお渡しは遅くとも1週間以内が不文律となっている。「データはいつでもいいですから~」とレイヤーに言われても、その発言を真に受けてはならない。データのお渡しに一ヶ月もかかるカメラマンは、コスプレカメラマンとして失格だ。レイヤー側から不満続出である。

レイヤー側がなんと言おうと、1週間以内のお渡しが鉄則となっているので、カメラマン側としてはJPEG撮って出しでお渡しするしかない。レイヤー側としてもその日のうちに撮影データが貰えるなら、それに越したことはないだろう。写真早く見たいだろうから。

しかしJPEG撮って出しはよっぽど上手いカメラマンでないと、酷いデータになっていることが多い。写真が明るすぎる、あるいは暗い、肌の色がおかしいなどなど。

そこで初心者はRAWで撮って、家に帰ってPCで現像作業をして色味や明るさを調整するのだが、コレがなかなか手間がかかり、先のカメラマンの談話のように、時間かかりすぎるからJPEG撮って出しで渡せばいいや、という結論に陥る。

JPEG撮って出しは悪か?と言われればそんなことはない。各カメラメーカーが技術の粋を集めて開発した画像エンジンが自動的に色味やノイズ緩和やその他諸々の処理を施して吐き出してくれる写真が悪いはずがない。ただあまり照明について考えられていないスタジオだと、綺麗に撮るのが難しかったりするし、撮影スキルが乏しければ、失敗写真を撮ってしまうことが多いし、露出補正について知らなければ、カメラにお任せで撮っていると、どうも今ひとつといった写真が撮れたりする。

それらイマイチな写真を傑作写真に変えるのがRAW現像の目的の一つだ。しかしそのネックとして、400枚も現像していては時間がかかりすぎるというハードルがある。

だがあるプロセスを使えば、このハードルは簡単に飛び越えられるだけでなく、500枚撮ろうが1000枚撮ろうが、1時間以内にRAW現像を終わらせることが出来るようになる。

適正な明るさと綺麗な肌の色でお渡しすれば、きっと撮影させてくれたレイヤーにも喜ばれることだろう。しかも撮影当日か翌日に、RAW現像を施して最適な明るさや肌の色合いに調整されたデータが送られてきたら、あなたのカメラマンとしての評判もうなぎ登りに上がること間違いなしだ。

このプロセスを経た時、あなたはRAW現像の達人へと進化するだけでなく、撮影スキルも飛躍的に上がることになる。

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