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集合写真を撮るのにお薦めのレンズ

Canon EF24-70mm F4 L IS USMは4段分の手ブレ防止機能がついているので、集合写真の撮影に最適。

Canon EF24-70mm F4 L IS USMは4段分の手ブレ防止機能がついているので、集合写真の撮影に最適。

結婚式や記念写真の撮影などで大勢の集合写真を撮って欲しいと頼まれた場合、もしあなたがカメラの初心者なら戸惑ってしまうかも知れない。どのレンズを使えば良いんだろう、どのカメラの設定で撮れば良いんだろう。そこで今回は集合写真を撮るのに最適なレンズに焦点を当てて解説していきたい。カメラの設定などに関する記事は以下2つにしたためているので参考にして頂きたい。

集合写真で全員にピントを合わせる6つのコツ

集合写真を撮る時に気をつけたい3つの事

大勢の集合写真を撮ることを意識した場合、まず頭に思い浮かぶのが、大勢写さなければならないから広く撮れるレンズで写さなければならないということだろう。これは半分は正しいが、半分は間違っている。

余りにも広く撮れるレンズを選んで集合写真を撮った場合、中央以外はすべて歪んで撮れてしまう。通常、記念写真を撮る場合は、写真に写っているどの人物も真っ直ぐに撮れていなくてはならない。それがどれだけ大人数であれ、歪まず真っ直ぐに写すのは基本中の基本だ。写っているメンバーの内の誰かががムンクの叫びのように顔が歪んでいたら、さぞ不機嫌にしてしまうことだろう。

では歪まないレンズはどれかということになるが、結論から言うと、フルサイズ機なら50mmの標準レンズ、APS-C機なら35mmの広角レンズが歪まずに写せるレンズになる。

Canon EF50mmF1.2L USMはキヤノン単焦点標準レンズの最高峰の写りを誇る。

Canon EF50mmF1.2L USMはキヤノン単焦点標準レンズの最高峰の写りを誇る。

APS-C機の場合、35mmのレンズはフルサイズ換算すると50mm程度になる。周辺部の歪む描写をトリミングする形になるので、広角でも歪まない。

フルサイズ機でも集合写真で歪まず真っ直ぐに撮る為の理想のレンズは50mmの標準レンズだが、会場によっては被写体との距離が撮りづらく全員写すのは難しい場合があるかもしれない。そのような場合は、35mmのレンズを使うと良い。

24-70mmの焦点域をカバーしたズームレンズが無難

理想から言えば単焦点レンズが写りも良いし最適だが、会場によっては単焦点レンズでは十分な距離が取れずにフレームアウトしかねない。集合写真を撮影する会場を下見できないなら、フルサイズ機の場合は24-70mmのズームレンズを持って行くのがうってつけだ(ASP-C機の場合は、キヤノンの一眼レフデジカメの場合は焦点距離に1.6倍掛けた数値を参照のこと)。

歪みが目立ちにくい35mmから70mmまでの焦点距離で、フレームアウトしない画角を自由自在に選べるのがズームレンズの強みだ。会場を選ばない。

更に手ブレ防止付きのレンズがあるとなお良い。F2.8の明るいズームレンズは写りは良いが、集合写真となるとどのみちF7.1やF11くらいまで絞って撮ることになる。開放F2.8の明るさはその意味では不要となる。

むしろ手ブレ防止機能のついた開放F4のズームレンズの方が、4段分の手ブレ防止機能がついている分、理論上は通常手ブレしないシャッタースピードの1/4の設定でも手ブレせずそれだけ明るさが保てることになるのだから、手ブレ防止機能のないレンズに比べてISO感度を低く設定できる。

暗い屋内でF値を絞って撮らなければならない集合写真では、開放F値が明るいレンズよりも、手ブレ防止機能(IS)がついているレンズの方がノイズの面で優位となる。

というわけで、屋内ので集合写真の撮影で便利なレンズは、CanonEF24-70mmF4L IS USM、屋外での集合写真で便利なのはCanon EF50mm F1.2L USM、もしくはF1.4、F1.8という結論を出してこの記事を結びたい。