ギガファイルからダウンロードしたすべてのフォルダに、或るフォルダと同じJPEGデータが入っていたときの対処法

ハードディスクの空き容量が極端に少ないと、様々な不具合が生じ始める。

夜中の三時に以前撮影したレイヤーさんから「ギガファイルからダウンロードした圧縮フォルダを解凍すると、すべてのフォルダにフォルダ02に収められたJPEGファイルが入っていた。間違えて同じJPEGファイルをすべてのフォルダに入れたのではないか」というメッセージがTwitterを介して送られてきた。

はじめ何を言っているのか分からなかったが、冷静に話を聞いてみると、8つのフォルダすべてにフォルダ02のJPEGファイルしか入っていなかった、9月に貰った写真も6と7と9が他と同じJPEGファイルだったという事だった。

そんなことがあり得るのかと思ったが、よくよく話を聞いてみると、パソコンの調子が悪いという。それならパソコンのせいだろうという事で、9月に渡したデータの内3つのフォルダも再送して欲しいとのことだったが、パソコンを新調してからもう一度連絡をくれということで話を収めた。パソコンが不調のまま再度RAWデータからJPEGに変換して、フォルダを作ってJPEGを振り分け、ギガファイルにアップロードするという手間をかけて、また同じ症状が出れば無駄手間だからだ。

iMacでのファイル移動の際に起こる処理

まずデータを渡す際は、フォルダを幾つか作ってJPEGデータをそのフォルダに順々に振り分けていく。その振り分け作業ではJPEGをドラッグ&ドロップをするのだが、元のフォルダにあったJPEGデータは移動先フォルダに格納され、元フォルダには移動したJPEGデータは消えてなくなる。だから複数のフォルダに同じJPEGデータが格納されるのは有り得ないという事も簡潔に説明した。また自身でも試しにひとつ08のフォルダをギガファイルからダウンロードしてみたが、きちんとダウンロードできていた。

カメラマンのハードディスク事情

基本的にJPEGの撮影データをお渡ししたら、圧縮フォルダもJPEGデータも2,3日後には削除するようにしている。パソコンのハードディスクの容量が限界に達しているからだ。元のRAWデータはパソコンのローカルのハードディスクや、外付けHDDに保存しているので、そこから引っ張ってきてJPEG変換して再送することは出来るが、手間がかかるし既にこちらの落ち度無く済んでいる事を再度繰り返してお渡しするという行動は心身共に疲労するので、次から一回5,000円を頂くと5年くらい前に別のレイヤーさんに警告したら「高い〜」と言われた事があったが、まさにその状況が数年の時を経て再来した感じだ。

パソコンのハードディスクの容量をほぼ使用してしまっていると起こる不具合

さて3TBのハードディスクの要領をギリギリまで使っていると不具合が生じてくる。アプリの処理が遅くなったり、表示が遅くなったり、メモリが足りないからアプリの内どれかを終了させてくださいというメッセージウィンドウが表示されたり、Photoshopに写真を移動させても表示されなかったり、デスクトップに置いてあったスクリーンショットのJPEGデータをFinder(Windowsで言う所のマイドキュメントやピクチャフォルダなど)にドラッグ&ドロップしたら、異なる画像がコピーされたりする。今回のレイヤーさんと類似の症状が発生したわけだ。

これは早急に外付けハードディスクにバックアップを取り、撮影データを選別して不要なファイルは削除しなければならない。

圧縮フォルダを一つずつダウンロードすることで解決

Twitterの方で、1度に複数の圧縮フォルダをダウンロードしたらこのような症状になった。一つずつダウンロードしたらちゃんとダウンロードできたと報告が来た。

ということで同じような症状が起こった場合は、一つずつダウンロードすることをお勧めする。その他にもパソコンのハードディスクの容量がいっぱいになったら、不具合トラブルが発生しやすいので、外付けハードディスクにデータを移行させて空き容量を増やしておこう。パソコンの動作も快適になることだろう。