三井住友フィナンシャルグループが一時4,000円台を奪還

トランプ効果で円安に傾き、相場が好転しつつある中、金融セクターが浮ついた値動き。日銀によるゼロ金利政策でドスンと低迷していたが、ブレグジットショックの後は高い配当利回りと指数の割安感から持ち直してきており、トランプ効果もあって話題性のあるセクターとなっている。

三井住友フィナンシャルグループは一時4,000円台を回復。先日の中間決算発表では減益と下方修正となったが、ADR日本株は上昇したので、本日の下げの心配はなかった。

銀行株は円安になると上昇するようだ。加えてアメリカ大統領就任予定のトランプ氏が金融規制法ドッドフランク法の撤廃を望んでいるというソースが、銀行株を勢いづけているという話もある。

割安株は一度上昇気流の流れに乗るとどんどん上がっていくイメージだが、4,000円台を奪還後に勢いで上を目指したものの、終値は4,000円を割り込み3,981円となった。4,000円の大台を付けた目標株価達成感から、利益確定売りに押されたものと思われる。
このところ上昇続きだったので、どこかで調整が入りそうだが、一度人気に火のついたセクターは上昇を続けるので、じっくりと腰を据えて見守っていくことにする。