NTTが一時年初来安値更新も若干持ち直す

日本電信電話NTTが場中に年初来安値を更新、一時4,156円を付けた。その後持ち直し終値は、4,256円と前日比プラスの引け。

2年チャートで見ると、4,000円が下値防衛ラインのように見える。4,000円に近づけば買いを入れて、リバウンドで利鞘が稼げそうだ。

年初来高値は5,419円だった。ずいぶんと低い位置まで落ちてきたものだ。中間決算発表は上方修正だったが、市場コンセンサス未達という事で大きく売られたらしい。円高も業績には悪影響。

PER11.4倍、PBRは0.99倍と辛くも一倍割れで割安感はある。配当利回りも2.82%とやや高い。ここから下に下がるようなら積極的に買いに向かっていきたいところ。下値を模索するなら、やはり4,000円がネックとなるだろう。今のところトランプ効果で1ドル108円と円安傾向にあるので、相場環境は好転しつつあるように思える。