11月8日、バンダイナムコHDが第2四半期決算発表での上方修正を受け、前日比+435円(+10.52%)の大幅高を演じた。
営業利益は前年同期比25.7%増の439億円、純利益は同21.3%増の341億円となった。2019年3月期連結業績予想は営業利益600億円(−20%)、純利益430億円(−20.5%)と従来予想を据え置き。
バンダイナムコHDはちょっと前までは決算がそこそこ良くても、妖怪ウォッチ相場継続の期待が大きかったせいか、予想通り・出たら仕舞いの投げ売りで大きく下げていた記憶があるのだけれど、最近はどういうわけか大きく上がることが多い。2営業日で500円ほど上昇した。2日目の上昇は日経平均が260円ほど安だった中での上昇で強さを感じさせる。ただバンナムは日経平均に逆行する値動きが多いのも事実。これだけの上昇を演じた後なので、本日どのような値動きをするかが注目される。
年初来高値は4,800円とキリの良い数字。そこから日経平均が下落を演じたことにつられて一端4000円を割り込んだが、9日の終値で4,570円となっている。
19年3月期決算予想は前年比約20%減と控えめ。前年と比較すると、上半期営業利益349億円に対して通期が750億円、純利益が上半期281億円に対し、通期541億円と単純に約2倍以上となっているので、今期も前期と同等の業績伸び率を期待するとすれば、単純に2かけして、営業利益800億円、純利益680億円程度が予想される。
この予想通りなら今期の配当も前期実績と同じか増配が期待できるので、配当利回りも高くなる。
期末決算予想も劇的な伸び率ではないので、値動きは鈍くなる可能性はある。