上方修正だったもののコンセンサスに届かずで暴落気味の下落を演じたバンダイナムコHD(7832)。翌営業日の月曜から水曜にかけては日経平均株価の影響を受けない強い値動きで三日連続で上昇を演じ、木曜は僅かに下がったものの、金曜はいつものように日経平均株価に逆行する形で前日比プラスで取引を終えた。一方で2019年2月15日金曜日の日経平均株価は、前日比239円8銭安(-1.13%)の20,900円63銭で取引を終えた。
バンダイナムコHDの15日終値は前日比30円高(+0.62%)の4,875円。決算発表後の下落をほぼ帳消しにした形になる。中堅証券会社がレーティング据え置きで目標株価を6,000円に引き上げている一方で、米系大手証券会社が4,500円に引き下げているので、まさに綱引き状態と言ったところ。
月曜はどちらに転ぶか気になっていたが、結局上昇して下落分を吸収した。材料出尽くしとは言われているから短期筋で取引していた投資家は決算発表前に売って儲かったのではないか。下がって買い戻したという見方も出来るし、決算発表前に空売りで両建てしていれば儲けることが出来る相場だった。