1,000円近い暴落翌日の日経平均株価はプラスに転じる – ニューヨークダウも大幅高で世界同時株安の連環は回避

12日の日経平均株価は、終値で22,694円66銭。前日比+103.80円(+0.46%)で引けた。始値は前日比約260円安で始まったものの、徐々に値を切り返し、昼2時以降にはプラ転した。

米国ダウが500円安だったこともあり、日経平均は800円安くらいはつけるのではないかと懸念していたが、始値こそマイナスだったもののプラスで引けたことにより、世界同時株安の連環は避けられた形となった。12日のニューヨークダウも前日比+287ドル16セント(+1.15%)の25,339ドル99セントで引けているので、週明けの日本株の視界は良好となった。

米中貿易戦争による市場への懸念から生じた世界同時株安は一応の終結を見た形となる。米中の今後の展開によっては、上昇局面での冷や水的な暴落が再燃するだろう。

大証先物の値がー100円程度だったので、余り心配する必要もなかったかも知れない。この程度の下げは何度も通過してきたことなので、これまで幾たびも訪れている上昇局面での狼狽と調整を含めた暴落を以て日本株が終わったと考えるのは時期尚早だろう。