敢えて影のかかった写真で夏の季節感を出す!

晩夏の葉の影がふたりをキラキラに縁取っている。
晩夏の葉の影がふたりをキラキラに縁取っている。

常に顔に影がかからない写真が良いというわけでもない。野外ロケにしてもスタジオにしても、逆光で撮ったり、ソフトボックスやアンブレラを使ってストロボ光を当てたりして、顔に影がかからないように撮るのが定石だ。

時には顔に影がかかった写真も風情があって良い。よくよく思い返してみれば恋愛シュミレーションゲームのイラストも、新緑か初夏辺りの木の葉の影がヒロインの顔に落ちているイラストをよく見かける。顔に影のかかった写真を撮ることで、季節感や清涼感を表すことも出来る。

場所は太秦映画村。おそらく京都に行く目的は太秦映画村でのコスプレ撮影が一番多い。神社仏閣巡りよりもコスプレ撮影で京都を訪れることが多いというのも、電車で一時間ほど、片道600円程度で気軽に古都京都に行ける近畿圏在住の特権だろう。

撮影日は9月4日とあるので残暑の季節だ。まだまだ暑い日が続いていた。夏らしい光が路地に射し込み、壁に光のまだら模様を象っている。そこに安定と清光が二人。とても風情のある写真が撮れた。