ストロボと立方体の箱と白布でスケート会場のリンクサイドを再現する方法

フォトスタジオにリングサイドが出現。
フォトスタジオにリングサイドが出現。

現在放送中のユーリ!!! on iceのコスプレを撮影してきた。旬ですね。メインの放送では既に12話まで進み最終回を迎えたが、サンテレビではまだ6話まで。

フィギュアスケートのアニメなので、舞台も当然スケートリンクが多い。つまりスタジオで如何様にしてスケートリンクを再現するかがカメラマンの課題となる。

とりあえず練習着で白ホリで、それっぽく撮ってみることにした。やはり白ホリを飛ばして撮るしかなさそうだ。スケートリンクは白いので、白ホリで背景の白をストロボで飛ばして撮るのが一番しっくりとくる。

二人がよっこらよっこらと立方体の箱を持ち出してきて、その上に白のシーツを敷いて頬杖をついて向かい合うシーンを撮った。そうしたら見事にリンクサイドで向かい合っているかのように撮れた。

白ホリと白布とストロボを活かす事で、リンクサイドを再現。
白ホリと白布とストロボを活かす事で、リンクサイドを再現。

箱は二人が頑張って持ってきたし、布も二人が敷いたし、僕は今あるスキル以上のことは何も考えずにいつも通りに撮ったら、見事に再現できた。

ちなみに布なしで白の箱の形が分かるくらいに暗めで撮ってみたら?と提案されて撮ってみたが、ただの白い箱を挟んで向かい合っているだけの絵になってしまった。立方体の手前の端からはみ出した布が台形になって、遠近法代わりになっている。

やはり白で飛ばした方が箱の繋ぎ目が見えなくなって誤魔化せるし、たとえリンクサイドの形が曖昧でもその方が詩的な写真になる。