鳥取砂丘で一通り撮り終えたので、次はJR岩美駅へ向かった。駅の側に岩美町観光協会があり、駐車場に車を止める。地理に詳しくないし地図も見ていなかったので、自分が今どの位置にいるのかよく分からないが、知り尽くしているレイヤーさんにすべてお任せ状態なので、撮影者として非常に楽をさせて頂いた。
いつの間にか4人とも夏の制服に着替えていた。この時は確か車の中で着替えていたような記憶があるのだが、定かではない。観光協会に事前に電話で伝えれば、2階の会議室を更衣室として使わせて貰える。後日他のメンバーと3回ほど岩美町に聖地巡礼の旅に出て、僕自身もコスプレをしたのだが、僕は男だったので、別室の物置で着替えた。
季節はまだ10月で暖かい。ピカピカの観光協会の建物の中に入ると、Free!のグッズなどが展示されていた。ここでコスプレ撮影に関する注意書きを書いた用紙と、撮影中であることを示すカードを貰う。
交流ノートも何冊か置いてあり、聖地巡礼に訪れたファンの書き込みで賑やかだった。グッズを見たり、ノートの書き込みに熱心に目を通す4人。その様子をカメラについている動画機能で撮る僕。きっと良い思い出になることだろう。
昔書いたブログにもその辺りのレポを詳しく書いたので、併読して頂ければと思う。
http://marchen-photo.com/2687
一通り堪能し終えたので、直ぐ側の岩美駅へ。
岩美駅の電車の本数はそんなに多くなかったと記憶している。人気もまばらで、駅の前でもこうやって記念撮影をすることが出来る。もちろん長居をすると駅の利用者の邪魔になるし、タクシーも良く来るので、撮影はパパッと済ませなければならない。そのような場合は焦点距離を色々変えられるズームレンズで撮るのが定石だろうが、単焦点でも撮ってみたいという思いに駆られた。
次の写真は二人にクッキリとピントを合わせるために、F5.6まで絞った。アニメ内にも出てくる喫茶店も分かる程度にボケて良い味を出している。
ピクチャースタイルを、ポートレートにするか風景にするか迷ったが、こちらの写真は風景に設定してみた。顔が影になっていたのと、背景を強調することを重視した。
この日は駅の中には入らなかったが、初乗り運賃の切符を購入すれば駅のホームにも入れる。
車でアニメの中にも出てくるファミリーマートに移動。店内の壁にはFree!のシーンが飾ってある。
写真の角に黒く写っているのは、装着していたレンズフードだ。しっかり填め込まれていなかったために、写り込んでしまったのだが、しばらく気づかなかったので、後から写真の修正が大変だった。バタバタしていると、こういうケアレスミスもする。
ガリガリ君などのアイスを購入して、店外にてアニメのワンシーンの再現。影を見れば分かるが、おそらく順光である。時間は昼の1時20分。晴れていると顔に強い影が落ちる、撮影には厳しい時間帯だ。眩しい眩しいと言ってた様な記憶がある。しかし再現シーンを撮るためには我慢して貰わなければいけない。
レンズはEF85mmF1.2L。F値は1.8まで絞った。かなり浅いが、背景がボケ過ぎているということはない。被写体を際立たせつつ背景と両立させるのに、ちょうど良いF値だった。
この後、田後周辺の浦富海岸へと向かった。つづく。