男性コスプレイヤーにとって現在のコスプレの世界は敷居が高い。実際にコスプレ界隈における男性レイヤーの割合は、全体の8%程度である。そのうちの半数はメイクせずに衣装を着ただけの「キタダケ」という可能性もある。
一昔前のコスプレ世界は、まだまだ交流が主流だったらしい。ウィッグもカラコンも衣装も今のようにバラエティに溢れていた時代とは異なり、公式の高価な衣装以外はコスプレ用の商品もノウハウもコスプレスタジオもなかったからだろう。イベント会場にコスプレをして集まっては、交流を楽しんでいたという。
そんな時代がここ3,4年で激変した。コスプレメイクなるものが登場し、ウィッグやカラコンもコスプレ専用の商品がラインナップされ、コスプレ専用スタジオが雨後の竹の子のように出現して、公式・非公式問わず、コスプレ衣装販売店が競って新作アニメの衣装を提供している昨今では、コスプレをするにはまずウィッグとメイクは基本、衣装を「着ただけ」なんてあり得ないというのが、コスプレイヤー界での共通認識となっている。極力アニメやゲームのキャラクターに似せるためのコスプレスキルが底上げされた形が今のコスプレ界の主流である。
そんな中で男性コスプレイヤーは肩身が狭い。メイクなんて男は日常ではまずやらない。それだけでも敷居が高いのに、男性レイヤーにとってもう一つ避けては通れないのは、ヒゲの問題である。
シェーバーで剃れば良いじゃないかと思われるかも知れないが、ヒゲは剃ると青くなる。皮膚の中に埋まっているヒゲが青く見せるのだ。メイクでも隠せないほど青くなるとしたら、男性レイヤーとしては死活問題。
エステのヒゲ脱毛も10万円くらいかかると聞いた覚えがあるし、効果がなくなれば再び脱毛しなければならないらしいから、何かとお金がかかる。
この青ヒゲを簡単に解消できる方法がある。ピンセットで抜くという方法だ。
コンビニに売っているような800円のピンセットでは、ヒゲは上手く抜けない。まずヒゲが掴みづらくて、話にならない。
行きつけの美容院に薦められたピンセットが、スイス・ルビス社 エステツイザークラシックだ。
価格は3,000円と一般に売られているピンセットと比べると割高だが、本当に驚くようにヒゲが簡単に抜ける。安いピンセットだとまず抜けないヒゲもこのピンセットを使えば、簡単に抜ける。埋まっているように見えるヒゲですら、ピンセットの先で摘まんで抜く事が出来る。
初めてピンセットでヒゲを抜くときは、血が滲んで難渋するかも知れないが、2回目からは血も出ずスルスルと抜けるようになる。だいたい20~30分程度でお口周りのヒゲが綺麗に抜ける。
初めてヒゲを抜くときはお風呂上がりが良いだろう。火傷しない程度の熱いタオルで口元を押さえてから抜くと、幾分痛みも和らぐ。
2回目からは、そんな手間を掛けなくても、痛みもなく簡単にヒゲを抜く事ができる。
青ヒゲでなくなると、もう一つの効用がある。年齢よりも若く見える事だ。もし青ヒゲにお困りの男性コスプレイヤーの方がいたら、ピンセットを使って、ワンステップレベルアップしてみよう。青ヒゲをなくすだけで、コスプレクオリティが上がる事間違いナシだ。