絞って撮るって楽しいな♪

絞って撮れば衣装の質感も含めて全体的に綺麗に描写できる。

コスプレ写真を撮り始めた頃は開放厨だったので、何かと開放で撮っていた。まだまだ写真撮影の知識がゼロに近い状態だった頃。カメラやレンズの力に頼りすぎて、また瞬発的に浮かんだ構図に頼りすぎて撮っていたような記憶がある。

この間スタジオで撮影してきたときは、前半は主にツーショットで撮ることが多かった。二人にピントを合わせるためには絞りを絞れば楽だ。今回はピント合わせに楽をしたいという事で絞ったが、いつもよりも多めに絞った。絞り値はF8。

ここまで絞って撮ることは今まであまりなかった。絞ってもF5.6まで。理由は絞りすぎると写真が暗くなる。絞りを絞るという事は、開いている絞り羽根を小さくしていくという事だから、同じ時間内で取り込める光の量も少なくなり、写真が暗くなる。

写真が暗くなると、色々と対処しなければならない。ストロボ光を明るく設定しないといけないし、それでも明るさが足りなければノイズが出るのを覚悟でISO感度を上げなければならない。

ストロボの当たる被写体は明るいが、背景が遠かったり、被写体がストロボ光を遮ったりしてしまうと、その背景は暗くなってしまう。

だからISO感度を上げて、写真全体を明るく持ち上げる必要が出てくる。つまり絞りを絞りすぎると、カメラの設定が色々ややこしくてしばらく考えなければならない。要は面倒臭いから今までは絞ってもF5.6位までで留めていたのだろう。

しかしそれ以上に絞る事を覚えると写真撮影が楽しくなる。やはり解像感がその第1の理由だろう。どのようなレンズでもF8辺りがレンズの持つ解像力を最大限に引き出せるF値だそうだ。

質感が隅々にまで溢れ出ていて、レンズの持つ本来の性能を十二分に発揮してくれている感じが伝わってくる。

解像感豊かな写真を見ているのは楽しい。美しさが溢れているからだろう。