前回の記事冒頭に上げた天の川の写真はかなりパンチの効いた星景写真だったが、強めのRAW現像を施してあのような写真に仕上げることが出来る。実際に撮影した所謂撮って出しの状態は、以下の写真のような、やや薄い夜空の天の川写真となる。
今回はRAW現像ソフト「Canon Digital Photo Professional」を使って、ややもすれば星空に紛れがちな天の川をより目立たせる為の現像方法を模索していきたい。DPPの各パラメータを変更することで、天の川写真のどの部分が変わるのかを、変更前と変更後の2枚の写真をスライド比較しながら細かく解説していく。途中フォトジェニックな写真の正体について含むところがあったので、思う存分に書き連ねている。(全文:6,000字・掲載写真:19枚)