野外での撮影で、いつも使っているロールレフを忘れてしまった。ロールレフというのは、板状にして立てかけられるレフ板の事で、収納時は分解して旗のようにくるくる巻いてしまうことが出来る。
何かいつもより荷物が軽いなと思ったら、うっかりミスの忘れ物だった。撮影が多いと、事前に荷物を下調べせずに、前回の荷物のまま家を出ることもある。機材の構成が似ていると、つい忘れ物をしてしまう。
野外撮影ではレフ板は必須だ。顔を明るくすることが出来るし、キャッチライトを入れることが出来る。キャッチライトが入っていないとどれだけ表情を作っていても目が死んでしまう。ヤンデレキャラになって仕舞いかねない。
3人で撮影に来ていたのだが、もう一人の女の子が防寒用に白のショールをまとっていた。これは好都合とばかりに、彼女にレフ板係を頼んだ。ショールを体に巻いて、カメラの側に立って貰う。
一か八か撮影してみたら、きちんとキャッチライトが入っていた。記事冒頭の写真がそうだ。顔も明るく撮れたのではないだろうか。
忘れ物をしても慌てず騒がず、機転を利かせて撮影に臨むことも大切だ。