スローシャッターでぶれない夜景写真を撮る方法

長時間露光で夜景を撮る場合には、カメラがぶれない様に細心の注意を払わなければならない。
長時間露光で夜景を撮る場合には、カメラがぶれない様に細心の注意を払わなければならない。

花火撮影や夜景撮影などでは、長時間露光、所謂スローシャッターで撮影することになる。シャッターを開いているタイミングを自分で決めるバルブモードや、シャッタースピードを遅く設定する事で長時間露光を実現するわけだが、気をつけなければならない問題がひとつある。写真のブレだ。

三脚を立てて撮影しているからといって、写真のブレが発生しないとは限らない。三脚もシッカリした物でないと、写真にブレが生じてしまう。

三脚を安定させようとして、撮影中に三脚を手で握っていると、思わぬ拍子で衝撃が三脚に伝わってしまう場合がある。また三脚に荷物を吊り下げていると、強風などが吹いた際には、荷物の揺れが三脚に伝わってしまい、ブレブレの写真が出来上がる。三脚をシッカリと固定させたいのなら、荷物などはぶら下げないことだ。

また、立て構図でスローシャッターで撮ると、写真がぶれやすい。今回は海の近くの橋の上で撮影したが、道路の揺れと強風がブレの原因となった。

カメラを縦にして撮るとブレてしまった。縮小画像でもぶれているのが分かる。
カメラを縦にして撮るとブレてしまった。縮小画像でもぶれているのが分かる。
拡大すると写真がブレてしまっているのがよく分かる。
拡大すると写真がブレてしまっているのがよく分かる。

三脚にカメラを縦にして撮影するとブレブレの写真になってしまったが、雲台を水平にしてカメラを横にすると、写真ブレれなかった。揺れる橋の上や風の強い場所では横構図で撮るのが必須なようだ。

雲台に乗せる形で横構図で撮ると、ぶれなかった。
雲台に乗せる形で横構図で撮ると、ぶれなかった。
ブレていない写真は解像感も凄まじい。
ブレていない写真は解像感も凄まじい。

最も手っ取り早く三脚の振動を軽減させる方法は、高級三脚を使用することだ。ブレの発生しない満足のいく風景写真を撮るためには、三脚の質も考慮に入れなければならない。