京都大原にある三千院に紫陽花を撮影しに行こうかと思っていたのだが、すっかり時期が過ぎてしまった。大原は京都の山の方だからだろうか、他の地域と比べて紫陽花が咲くのが遅いらしい。だからのんびりと構えていたのだが、阪神・阪急・京都市営地下鉄・京都市バス・京都バス乗り放題のいい古都チケットの時期では無いためにどうも重い腰が上がらない。いい古都チケット一枚有れば大原まで簡単にいくことが出来る。無くても行けるが、お金がかかるし面倒くさい。
というわけで行く機会を逃してしまった。梅雨の時期はただでさえ外に出るのが億劫になる。天気が悪いと気分が鬱屈する。とはいっても紫陽花は撮りたい。そこで近所に紫陽花は咲いていないかと探索してみたら、良い感じに紫陽花が咲いている公園を見つけた。
公園といっても猫の額ほどの狭い公園で、都会の中の公園らしく三方を壁のように立ちはだかるマンションなどに取り囲まれ日陰になっている。お世辞にも綺麗な公園とは言えない。どちらかというと寂れている。ご時世なのか、ボール遊び禁止の看板も出ている。遊具もあるが子供達が遊んでいる姿を見たことがない。まぁ子供が遊んでいる時間帯に通りかかることがないからかも知れないが。
お世辞にも綺麗とは言えない公園だが、花壇だけは作り込まれており、限られたスペースの中で四季を通じて様々な花が咲き誇っている。彼岸花なども咲いていたので撮りに来たことがあったが、夜の8時か9時頃でレンズの先にあるベンチでは仕事帰りのサラリーマンとOLのカップルがいちゃついていた。お構いなしに彼岸花にピントを合わせて撮っていった。
その彼岸花が咲いていた都会の中の小さな公園に、今度は紫陽花が咲き誇っている。他にも小さな花たちが雨に濡れていた。
一番下の花の名前は何というのだろうか。なんとなくガーベラという名前が似合う。よし!今日からお前の渾名はガーベラだ!(違
そういえば花壇に木片が突き刺さっていて花の名前が書いてあったような気がするが忘れてしまった。「赤と黄色の花」で画像検索してみたが出てこなかった。また分かればここに追記しておきたい。
雨上がりに美しい花の姿が撮れる
雨上がりに花を撮るとドラマチックに撮れる。花弁に乗った雨粒がとても幻想的だ。この雨粒をもっと大きく美しく撮りたかったのだが、マクロレンズは持っていない。ズームレンズのCanon EF24-70mm F4L IS USMはマクロ機能が付いているが、他のマクロレンズと描写面や使い勝手でどのような違いがあるのかいまいち分からない。
以前Canonのモニターに応募して100mmのマクロレンズを試しに使ってみたが、どうも人物撮影では使いづらく、結局購入を見送ったことがある。確かマクロレンズには180mmの製品もラインナップされていた。TS-Eレンズでマクロ機能が付いているレンズも発売されている。それらレンズの作例をパッと見たが、自分の所有しているレンズとどのような異なりのある描写をしてくれるのか捉えどころが無かったので、また後でじっくりと検討するとしよう。カカクコムの掲示板辺りを覗いてみればきっと答えが見つかるだろう。
紫陽花の他に小さな花も撮っていった。しかしこれが花壇の真ん中辺りに咲いていたりして、手を思いっきり伸ばして取らなければならなかった。ピントを合わせるためにライブビューに切り替える。花壇の中に踏み込まないように腕を限界まで伸ばして花に近づけて撮るので、腕がちぎれそうだ。180mmのマクロレンズを使えば遠くからでもマクロな写真が簡単に撮れるのだろうか。いやマクロだったらやっぱり花に思いっきり近づくことになるから変わらないのだろうか。
手ぶれ防止機能が付いているので、マクロ撮影でも、手ぶれは抑えられている。さすが4段の機能がある最新のCanonのイメージスタビライザーだ。
撮影時間は早朝の5時から6時頃。太陽も出ていないので花の撮影には向いている。オマケに雨上がりで雫も乗っている。
花はどこにでも咲いている。四季折々に様々な花が咲いている。撮りたい花が咲いていなければ近所の花屋に出かけてちょっぴりお金を出して、家に帰り洒落た花瓶に飾ればいい。
花は最高の被写体だ。