明るく撮るのは飽きた!時には暗めに撮った写真もレイヤーから評判が良い!

時にはアンダー気味に撮ってみよう。
時にはアンダー気味に撮ってみよう。

ポートレートやコスプレ撮影では人物を明るく撮りがちだ。なぜなら明るく撮った方が肌が綺麗に写るから。まぁそんなものは後からPhotoshopを使って肌レタッチすればいい話なのだけれど、それでも明るく撮るようにせがまれることが多い。

しかし明るく撮るのは飽きた!とこの日ふと頭の中に電流が走った。大勢のコスプレイヤーに明るく撮れ~明るく撮れ~もっと明るく撮れ~と言われ続けてきたせいかもしれない。

先日、大人気のユーリ on iceのコスプレを撮影してきた。場所はリバーモール。冬の風景がロシアっぽくて、暈かせば日本でないことが誤魔化せる感じだ。

野外撮影では明るく撮れば撮ったで、背景が白飛びしてしまい何となく写真が淋しくなる。せっかく良い場所に来たのだから、背景も白飛びせずに写っている写真も欲しい。

そこでカメラの設定をチョット暗くして撮ってみた。データをその場で見せたら、大好評。

アンダー気味に撮れば、背景が白飛びすることもない。
アンダー気味に撮れば、背景が白飛びすることもない。

ただ暗く撮るだけではダメだ。写真の主役はコスプレイヤーであって背景ではない。主役が目立つように撮らなければならない。

この写真はレイヤーが顔を斜め上に向けることで、レフ板代わりになっている曇り空が顔を明るく照らしてくれている。後は周囲の建物の影になっていない場所に立って貰ったこともある。

曇りの日に空を背景に人物を明るく撮ろうとすると、どうしても背景の空が飛んでしまう。そこで暗く撮ろうとするのだが、同時に顔も暗く写り、ただ薄暗いだけの写真になってしまう。時と場所によりけりだが、今回は全体に薄暗い写真は要らない。やはり主役を目立たせたいという事で、顔が明るく撮れるように立ち位置などを考えた。

あとは開放F1.4で撮ることで、周辺光量落ちを意識した。開放で撮る欠点を活かすことで、写真にスパイスが効いた形となった。

時には人の期待と逆の撮り方をしてみることで、マンネリから脱却できるだろう。