日本で最も美しい花が咲き誇る季節、春である。桜の季節となると、カメラ愛好家の気持ちは疼かずにはいられない。どのタイミングでモデルを連れて桜ロケに行くか、今回は筆者自身の体験から語っていきたいと思う。
満開の時期に
コレは誰もが臨むところだ。誰だって満開の時期に撮りに行きたいと思うもの。良い写真が撮れることだろう。その代わり、代償として大混雑を覚悟しなければならない。
土日は避けて平日に
土日は花見客が多くて混雑している。平日は比較的少ない。特に朝方などは人がほとんどいないので、狙い目となる。夕方からも場所によっては人が少なくなるだろう。
曇りの日はNG?
桜単体を撮るとすると、曇りの日に撮影に出かけるのは余りお薦めしない。桜が余り見栄えがしないのだ。
しかしポートレートとなると事情は少し異なってくる。日差しの強い日よりも、曇りの日の方が、自然光がよく回り、顔に影が出ないのでポートレートは撮りやすい。
空に巨大なディヒューザーがあるような物なので、どの方角にモデルを立たせても顔に影が落ちることなく綺麗に撮れる。
晴れの日も忘れずに
逆に晴れている日などは、逆光で撮ると良い。幻想的で目映いばかりの写真が撮れることだろう。
雨の日に敢えて撮影
桜の咲く季節は結構雨がよく降る。ニュースでも度々雨で桜が散ったと報道されることも。敢えて雨の日に撮りに行って、ストロボを駆使して普段では撮れない写真撮影に挑戦してみてはいかがだろうか。もちろん機材の雨対策は万全に。
風の強い日に
春風が強く吹くと、桜の花びらがたくさん舞う。この桜吹雪を利用しない手はない。
桜が散った後
桜が散ると、木は緑の葉がつくのみとなるが、地面には桜の花びらがたくさん広がっている。その上に座るなり寝転がるなりすれば、桜の絨毯がモデルを華やかに飾り立てることだろう。