同じジャンルを撮っている或るカメラブログの記事を読んでいたら、どうしてもソフトボックスが欲しくなったので、急遽ヨドバシカメラ梅田店へ電車でGO!してきた。
ヨドバシドットコムから買おうかとも思ったが、明日撮影があり早速ソフトボックスを試してみたかったので、実店舗に出向いて買うことにした。通販だと最短でもお届けがあさってになってしまうとの事。
過去の撮影で、一度スタジオのソフトボックスを使ったときに、凄く良い感じで陰影のついた写真を撮れた事があり、それからずっとソフトボックスが気になっていた。その時は中が定常光だったので光が微弱で、暗い中で明るく撮るのに、カメラの設定と針の穴に糸を通すようなピント合わせに苦心したが。
それにprofotoのB1が欲しいと前から思っていて、それを買うならソフトボックスも買っておかないといけないから、まずはソフトボックスと、スピードライトが同時に2灯つけられるスピードライトリングを買って、スピードライトでどれだけ撮れるか試しておこう(安く済ませられるならB1はいらない諸々35万くらいかかるから)と思い経って早数ヶ月、検索にヒットしたカメラ関連のブログ記事を見て発作的に欲しくなったのである。
ヨドバシドットコムの商品ページを見れば、各店舗にお目当ての商品の在庫があるかどうかを確認できる。実際見たのだが、マルチメディア梅田店との表記があるから、てっきり在庫があるだろうと勘違いして勢い勇んで電車に乗り、揺られている最中にちょっと心配になってスマホでよくよく確認してみたら、「マルチメディアAkiba、マルチメディア梅田、マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました」
在庫があるというわけでは内らしい。リンクをクリックしてみたら、マルチメディア梅田店は「お取り寄せ」の表記が・・・・・・。
いやぁ、ガックリきた。電車代が無駄になった。落胆が激しくて、梅田駅についても座席でしばらくボーッと座っていた。
ボーッとしていても埒があかないからヨドバシまで足を運んだ。大阪梅田周辺は、俗にウメダンジョンと呼ばれていて、地元関西の利用者でも迷うくらいアクセス通路が複雑に入り組んでいる。梅田の駅で待ち合わせ一つとっても、
- 阪神梅田駅
- JR大阪駅
- 阪急梅田駅
- 市営地下鉄御堂筋線 梅田駅
- 市営地下鉄谷町線 東梅田駅
- 市営地下鉄四つ橋線 西梅田駅
- JR北新地駅
と、どの駅なのか分からないとネタにすらされるくらいに、あの狭い梅田の区域にいくつもの駅が密集している。(北新地駅は梅田の中心地から徒歩10分くらいかかるのでちょっと離れていると思うが、まぁビジネスマンにとってはギリギリ梅田の圏内か)
そしてヨドバシカメラマルチメディア梅田店は、陸の孤島である。JR大阪駅の北口を抜けると目の前に銀色に輝くヨドバシのビルの錚々たる姿が見えるが、横断歩道や歩道橋がない上に、越えられない柵が設けられているので、道路を渡れない。目の前にあるのにである。一度御堂筋線の地下に潜って、そこから地下1Fの入り口に入らなければならないが、梅田初心者にはこの洞窟の入り口がヨドバシカメラに繋がっているなんて思いも寄らないだろう。
ヨドバシカメラマルチメディア梅田店への最短アクセス方法
ヨドバシカメラマルチメディア梅田店への簡単な行き方をここで解説したい。
阪神梅田駅からの最短ルート
東(すなわち自分の乗ってきた電車の進行方向)の改札を出て、エスカレーターを上がり、そのまま真っ直ぐ進み、左手に御堂筋線の改札をやり過ごしつつ、阪急百貨店の入り口手前で左に曲がり、そのまま広い階段を上がる。
地上に出たら、右折。ドラマでよく出てくる横断歩道を左にやり過ごしつつ、JRの汚い高架下をそのまま真っ直ぐ突っ切って出たところに、ヨドバシのビルが見える。そのまま直視して大きな横断歩道を左に渡れば、辿り着ける。
大阪市営地下鉄御堂筋線からの最短ルート
北の改札口を出てまっすぐ行けば、地下の入り口がある。
レンズ沼シンドローム
ヨドバシ梅田店に辿り着き、一縷の望みを持って、店員に聞いてみたが、お目当ての商品の在庫はなかった。しょうがないのでついてに新しく出たレンズの感触を試してみることにした。
Canon EF24-70mmF2.8L Ⅱ USM。この焦点距離ズームのF4は既に所有しているので、買うべきかどうしようか迷うところだ。前にⅠ型を持っていたが、Otusシリーズを購入してから余り使わなくなってしまったので、古いレンズということもあり売ってしまった。それにⅡ型の方が開放から解像していると評判だったので、将来的な購入を見越しての売却だった。
Ⅰ型で昔撮った写真を見返してみたが、流石Lレンズ、とても綺麗に写っている。これらⅠ型で撮った写真を見ていると、Ⅱ型が欲しくてムズムズしてくる。ズームレンズは着けっぱなしで広角から中望遠まで画角を変えられるので非常に楽だし、4月にFree!の聖地岩美町に遠征撮影に行くので、一瞬一瞬が大切なシーンとなる聖地ロケでのズームレンズは重宝する。
実際にAFを試してみると高速だ。写りに関して背面液晶で記録カードも入っていないのでよく確認できないが、まず大丈夫だろう。
次に狙っていたのはCanon EF35mmF1.4 Ⅱ USM。キヤノンが新開発したBRレンズ搭載の広角レンズだ。これと近々発売される70万近くするOtus1.4/28どちらにしようかと迷っているところで(買うとは決めてない)、ヨドバシカメラでも27万円台から20%OFFの23万円台まで値下がりしたので、急に欲しくなってきた。
自分が撮って貰う分にはマニュアルフォーカスのみのレンズは使って貰えないから、むしろ開放から写りの良いキヤノンのこの新レンズで撮り合いをしたらきっと重宝することだろう。
35mmという焦点距離は広く撮れるにもかかわらず歪みが少なく、ポートレートにはもってこいだと常々思っていた。24mmF1.4の単焦点もキレが良く使えないことはないが、歪みが大きいので、人物を撮る際には構図を決めるのになかなか難渋するのだ。
カメラコーナーを色々見ていると、若い女性客が販売員からレクチャーを受けていた。「6Dはフォーカスが11点しかなくて、こちらの7Dmark2は65点もあって撮りやすいです。連写性能も優れてます。ただこちらの機種は広角レンズを着けると広角の旨みが引き出せないです。望遠表現には強いですね」
どうやらスポーツを撮るのが目的らしく、「ミラーレスでは話にならなくて」と言っていた。さて、この女性はどのカメラを購入したことやら、写真という趣味にのめり込むと、他人事ながら気になる。
さて、貯まりに貯まったヨドバシポイントを何に使うか。
結局帰りの電車で、ソフトボックスとスピードライトを取り付けるリングをポチった。58,000円。すべてポイントで支払い。
届くのはあさって。19日にも撮影予定が入っているから、早速ソフトボックスの生み出す光の表現を堪能してこようと思う。