為替は改善傾向にあるが、日経平均株価はマイナス

7日23時現在で為替は113円84銭(そうこう書いている内に日付が変わって114円台に突入。この円安水準、果たして週明けまで保てるか)。ここ数日円安方向へと向かっていたが、本日の日経平均株価はマイナス引け。円安傾向にあるので、業績に影響を与える海運株や自動車株はプラス引けとなっている。

海運大手三社は少しずつ切り上がっている。バルチック海運指数はまた悪くなっているようだが、円安傾向の為替がカバーしていると言ったところか。しかし一位の日本郵船は前期の赤字が酷かったし、配当も無配なので、他の二社と比べると株価の回復が鈍い。商船三井や川崎汽船に乗ったっていた方がまだマシだった。

為替敏感銘柄と言えばキヤノンだが、どうも買収ルールに違反した疑いがあるとかでEUから制裁金を課される可能性とのニュースで4%近くと大きく下げている。最大で売上高の10%の制裁金というニュースに投資家が敏感に反応した形となった。10%て。

日経平均株価はPERで見ると割安圏と言われているが、円安にぶれても上がるそぶりを見せない。既に2万円達成した時点で株価が織り込んでしまったという見方も出来る。円高傾向にあったのに2万円の上昇を達成してしまったのだから、円安にぶれたところでそう簡単には上がりませんよ(上げさせませんよ)と言う天の声が聞こえてきそうだ。