ニューヨークダウ、日本時間午前2時現在で、前日比+141円高。トランプ大統領当選でトランプリスク縮小か。

ニューヨークダウが上昇している。日本時間午前2時現在で、前日比141円高。

大統領当確後の演説が、無難な内容に終始していた事で、安心感が広がったものと思われる。また強いアメリカを標榜しているので、中間層が没落していると言われているアメリカに、活気を注入する未知数の魅力もあるのかも知れない。日本の宰相に喩えるなら、田中角栄や小泉純一郎と似たような魅力だろうか。過激な発言を繰り返して支持を集めてきたことから、ポピュリズムの面でも小泉元首相と似通っている。

為替も昨日は1ドル105円台から一時101円台まで悪化していたが、今現在は104円83銭と大きく戻している。トランプショックは1日で織り込んでしまった状態だ。アメリカに至っては先物を除いてショックの影響を受けていないと言っても良い。場中にアメリカ大統領選開票速報で接戦が繰り広げられた日本だけが、いらぬとばっちりを受けた形だ。

このまま何事もなければ、今日の日本株もリバウンドで大きく上がる可能性がある。トランプ大統領になれば円高になると口を酸っぱくして言われているので、その点だけは気がかりだが、明日に限って言えばおそらくトランプショックは縮小するだろう。