Canonスピードライト600EX II-RTと430EX III-RTを上手く併用して使うには? ~通信が切れたストロボを素早く確認する方法~

Canon 600EX II-RTと430EX III-RTを併用して使うとバッテリーがあがりやすいと思われていた430EX III-RTを再生させるには?
Canon 600EX II-RTと430EX III-RTを併用して使うとバッテリーがあがりやすいと思われていた430EX III-RTを再生させるには?

メインストロボ3灯の内の1灯が修理中だったので、一回り小さい430を2灯撮影に持っていった。

以前にも記事に書いたが、600EX RT430EX III-RTを併用して多灯ストロボで撮影をしていると、しばらくしてから、なぜか光らなくなる。いずれかのストロボが電池切れなのだろうと訝しがりながら1灯1灯テストしていくと、430が光らなかった。

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電池が切れるにしては早すぎる。同じパナソニックのエネループだし、600と併用すると、430は光量が一回り小さい分、トランスミッターの光量調節では大きく発光して電池が速くなくなるのだろうか。

とりあえず電池を替えたらまた光り出すようになったが、しばらくしてからまた光らなくなった。多灯ストロボの場合は、いずれかのストロボが光らなくなると、全部が光らなくなり、薄暗い写真が撮れてしまう。

先日撮影で同じように600EX RTと430EX III-RTを併用して多灯ストロボで撮影していたら、やはり同じ現象が起きた。2灯600EX RTを二人の被写体に向かって、残り2灯430EX III-RTを白ホリゾントで後ろに向かって飛ばしていたのだが、内1灯がつかなくなった。ストロボを持ち上げて液晶画面を見てみると、チャージのゲージが途中で止まっている。そういえば先ほどまで、このストロボを含めた3灯でバシャバシャ撮っていた。だから早くヘタッてきたのだろう。

通信が切れているストロボを手っ取り早く確認する方法

スピードライトトランスミッターST-E3-RTには、A・B・Cの割り当てが表示されていて、通信が出来る状態のストロボには右端にギザギザ矢印マークが表示される。Cに稲妻マークが表示されていないので、Cのストロボがチャージ完了していないのが分かる。

Cの項目に矢印が点灯していない。通信が途切れていることが一目で分かる。
Cの項目に矢印が点灯していない。通信が途切れていることが一目で分かる。

トランスミッターの稲妻矢印表示が点灯するのを確認しながら撮影を続けるのは、煩わしい。ファインダーを見てシャッターを押し、カメラ上部に取り付けているトランスミッターを確認して、稲妻矢印が点灯したらファインダーを覗いてシャッターを押す。煩わしいったらありゃしない。

これを見てふと思い立ち、チャージがなかなか完了しないストロボをオフにして休ませ、3灯で撮っていった。しばらく時間が経ってから、オフにしていたストロボをオンにして、交換。すると以前と同じように連続で光るようになり、軽快に撮影が進んだ。

どうやら電池が切れていたわけではなく、発光しすぎてチャージに時間がかかるようになっていたようだ。

というわけで、600EX RTと430EX III-RTを併用して多灯ストロボを行う場合は、430がチャージに時間がかかるようなら、430の電源をオフにしてしばらく休ませて上げると良い。電池交換しなくてもまた元のように軽快に光り出すだろう。