早朝の透明な光に包まれて撮る

早朝の透明感溢れる光の中で撮る。
早朝の透明感溢れる光の中で撮る。

ポートレート撮影をするなら夕方が最も美しく撮れる時間帯であることは広く知られている。しかし朝方に撮る写真も、夕刻に撮る写真に負けず劣らず美しく撮れる。

4時半過ぎの始発の電車に乗って、はるばる遠方までやってきた。もう4年近く撮っているレイヤーさんに依頼されてのことだった。なぜこんな早朝に?と思ったが、いつも見ている朝方の景色が美しく、この時間帯に撮ればきっと良い写真が撮れるだろうとのことだった。

実際に朝の空気は瑞々しく透き通っている。その空気感が写真にも表れるのだろうか。以前凍てつく冬の早朝に撮ると、写真に空気の粒子が伝わってきて美しく撮れるとアマチュアカメラマンが話していたのを小耳に挟んだことがある。早朝の空気は優しく澄んでいる。

朝の光に包まれて横顔も美しく輝いていた。
朝の光に包まれて横顔も美しく輝いていた。

真昼に撮ると日射しがきつく、顔に影が落ちてしまう。しかし早朝は太陽は低い位置にあるので、逆光で撮るととても美しい写真が撮れる。

一つ残念だったのは、雲が垂れ込めていたことだ。太陽が出ない時間帯の方が多かった。太陽が出た瞬間を狙って矢継ぎ早に撮っていった。

早朝撮影はお薦めだ。機会があればまたぜひ伺いたい。

朝の光は新鮮でキラキラしていて眩しい。
朝の光は新鮮でキラキラしていて眩しい。