スタジオのハロウィンスペースで背景を活かして撮るには、どの設定が一番理想的?

ハロウィンスペース、どう撮るのが理想的?
ハロウィンスペース、どう撮るのが理想的?

今日はハロウィン。ということで先日ハロウィン仕様のハコアムに行ってきた。本当は別のイベントに行く予定だったのだけれど、台風が接近して雨予報になってしまったので、急遽スタジオでの撮影となった。

せっかくのハロウィン仕様なので、背景もボカさずにくっきりと撮りたい。しかし単焦点レンズをつけているとF値を小さくしてボカしたい衝動に駆られる。コスプレを撮り始めた頃はよくF1.2の開放でボカして撮っていた。野外ならそれもありだろう。特に見慣れた場所で撮る場合には、背景を思いっきりボカすと違う場所に来たような仕上がりになる。

スタジオ内で背景をぼかして撮るときは、うまくいく時と今一つうまくいかない時がある。全体を暗めに、被写体だけ明るくして撮るときは絵が決まることが多いのだが、全体を明るいイメージで撮るときは、開放付近で撮ると、どうも背景のボケ方があまりよくないような感じがする。背景を照らしているのが自然光ではないからだろうか。ボカした背景とスタジオ用ライトの相性が悪いのかもしれない。

今回はハロウィン撮影。背景をくっきり写すために、F値を8にまで上げた。シャッタースピードは1/80秒。ストロボが届かない背景もなるべく明るくしたいという配慮からだが、背景はそんなに遠くないし、ストロボ3灯でモデルを囲んで撮影しているので、あまり差は生じないかもしれない。

F8まで絞ると、やはりストロボの光量をそこそこ強めに設定しないといけない。1灯はソフトボックス、残り2灯はアンブレラを使っている。ISO感度も640まで上げた。それに加えてRAW現像の後処理で、0.24ほど明るさを上げている。

この日はモデルさんもよく盛れてると言っていた。盛れているとソフトボックスやアンブレラを使って撮った時に、顔が凄く綺麗に写る。

さて絞って撮りたいとは言ったけれど、やはり単焦点レンズをつけているとF値を小さく設定してボカして撮りたくなる。結局全体がシャープに写っている写真と、F2.2に設定して背景をぼかした写真の2通りを撮影した。F値を下げると全体が明るくなるので、ISO感度も100で済むし、ストロボの光量も弱めることになるので、矢継ぎ早に撮影して光らないといったことがない。

F2.2で背景をほんのりとボカす。
F2.2で背景をほんのりとボカす。

では、また撮影に行きましょう。Happy Halloween!