ライブステージでLEDライトを効果的に使う為のテクニック!

LEDライトをタングステンライトのように眩しく写す方法とは。
LEDライトをタングステンライトのように眩しく写す方法とは。

オタクの街、大阪日本橋の南端にあるコスベース3に撮影に行ってきた。ここはアイドルライブ風の写真が撮りたいときには重宝するスタジオだ。広々としたスタジオ空間にステージが二つも用意されている。

そのステージの一つには本物のライブハウスのようにLEDライトが上下に設置されている。全体的に見ると地下アイドル専用の箱みたいだが、切り取って撮ることで数段上のライブハウスのように撮ることが出来る。

さて、このLEDライト。如何に写真に映えるように写し込むかが課題となる。カメラマンは実際にステージの前に立ってみよう。そしてカメラを構えてテストショット。

余り明るくない状態。LEDの形状が見えてしまっている。
余り明るくない状態。LEDの形状が見えてしまっている。

どのLEDライトも余り輝いていないように見える。LEDの形状も見えてしまっている。これがLEDライトの難儀な所だ。

もっと明るく、本物のライブハウスのタングステンライトのように眩しく見えるようにLEDライトの角度を調整する必要がある。レンズの方に直進するようにLEDライトの向きを一個だけ変えてみた。次の写真を見て頂こう。

左から2番目のLEDライトの角度を変えてみた。眩しい。
左から2番目のLEDライトの角度を変えてみた。眩しい。

左から2番目のLEDライトだけ他のライトよりも光り輝いて見える。他のLEDライトも角度を調整してみた。色を変えて、フルで点けるとこんな感じに光る。

中央二つがまだ角度の調整が緩いが、他のライトはとても眩しくなった。
中央二つがまだ角度の調整が緩いが、他のライトはとても眩しくなった。

LEDライトに見えない。もはやライブハウスの温かみのある本物のライトだ。暗めの設定撮るとこんな感じに写る。

LEDライトがとても綺麗に発光している。
LEDライトがとても綺麗に発光している。

LEDライトがLEDライトらしからぬ目映い輝きを帯びている。カメラの設定は絞り値F5.6、シャッタースピード1/60秒、ISO感度1600。ストロボのように光量の調整が自由自在に出来ないLEDライトの光源を明るく写すには、明るい設定で撮る必要がある。

後はストロボを当てて被写体を明るく照らす必要があるが、ストロボを当ててしまうと、LEDライトの光が相殺されて余り目立たなくなってしまうので、悩ましい所だ。

ひょとしたらスタジオに備え付けの定常光ライトを使えば明るく撮れたかも知れない。また次回行く機会があれば、当ブログで報告させて頂く。