電子書籍が大々的に普及し始めてからそろそろ2年くらいだろうか。僕自身まず本を買うときは電子書籍という選択になっている。
まず紙の本は嵩張る。家に2つの大きめの本棚があるのだけれど、すべて本や雑誌埋まっていて、中型の本棚と小型の本棚を買ったが、それでも足りないくらいで、本や雑誌が溢れている。
マンガは特に嵩張るから、必ず電子書籍で買うようにしている。どうしても紙で買うマンガは一生物のマンガと決めているけれど、ここ最近は紙でマンガは買っていないから、宝石のようなマンガには出会っていないのだろう。直近では貞本義行のエヴァンゲリオンくらいだ。
そういうわけで電子書籍の購入数も2000冊近くになった。7割はマンガで、あとは小説や雑誌だ。マンガは安いし、1作品辺りの巻数が多いから量がかさむ。
Reader、Honto、Kindle、koboと利用サービスを追加していったが、結局の所殿電子書籍販売サービスが一番良いのだろう。電子書籍を購入し始めてから2年以上経ったので、少し考察してみることにした。
Reader(Sony)
Readerは、ソニーが運営する電子書籍販売サイト。ポイント還元キャンペーンを良くやっている。月々の購入額に応じてランクが用意されており、ランクに応じて翌月にボーナスポイントが付与される。
Sonyポイントが使えるので、ソニーの公式サイトで良くお買い物をする方は、お得に買い物が出来る。ポイント還元キャンペーン時にポイント利用で決済しても、ポイント利用分もポイント還元対象になる。この点は次に紹介するHontoと異なる。
Honto
大手書店のジュンク堂書店や丸善、文教堂と連動している電子書籍サイト。割引クーポンを良く配布してくれる。昔は50%Offクーポンも配布されていたが、最近は10%~20%Offクーポンが多い。新規会員登録すると、30%Offクーポンが貰えるので、まだの方はユーザー登録して、欲しいマンガや仕事に必要な高い専門書などをまとめ買いしては如何だろうか。(2017年1月現在)
新規登録で電子書籍30%offクーポンを配布しているhonto
Hontoの魅力はやはりなんと言っても割引クーポンとポイント還元キャンペーンに尽きるだろう。他にもジュンク堂書店にてhontoカード提示で購入した紙の本の履歴も確認できるので、同じ本を電子書籍で間違えて購入してしまうということがなく、何かと便利。他の所有している本も手動で登録できるので、本の整理にも役立つ。
Hontoカードを提示して購入した紙書籍と同じ電子書籍をhontoで購入する場合は、半額になる「読割50」というサービスも行っている。好きな作家の本は紙と電子書籍両方持っておきたいというユーザーもいるだろうから、魅力的なサービスだ。
ジュンク堂書店のレジに行くと、5%お得なhontoチャージ用チケットも販売している。
Kindle(Amazon)
世界最大のネットショッピング大手Amazonが運営する電子書籍サイト。ポイント還元や他では余り見られない99円セールや10円セールも行っている。カメラ雑誌やムック、古い名作マンガなどはこれらのセールでガッツリとまとめ買いした。ブラックジャックによろしくの全巻を無償配信したのも記憶に新しい。
この手の格安セールで儲かるのかと疑問に思われるかも知れないが、たくさん売れるので作家さんには印税が入ってくるそうだ。
世界展開しているサイトなだけに、洋書を取り扱っているのもありがたい点。洋書セールも良くやっているので、小説や専門書、また絶版になってプレミア価格がついてしまっている洋書をお得に手に入れることが出来る。
kobo(楽天市場)
楽天市場が運営する電子書籍サイト。割引クーポンをよく配布している。楽天市場と連動しているので、楽天市場でよくショッピングをして、期間限定ポイントを持て余している方は、koboでマンガや専門書を買うとポイントを消費できる。
その他の電子書籍販売サイト
コミックシーモア他は利用していないので割愛。黒執事の電子書籍は前々から狙っているのだけれど、特定の電子書籍販売サイトでしか取り扱っていないらしい。困ったものだ。
どのアプリが一番使いやすい?
電子書籍をスマホやタブレットで読むには、アプリをダウンロード&インストールする必要がある。上に紹介した4つの販売サイトは、Android、iphone各バージョンのアプリを用意しているので、専用端末がなくても電子書籍を楽しむことが出来る。
PCでも閲覧することが出来るが、やはり電子書籍はスマホやタブレットで寝転がったり、電車の中で読むスタイルが最も楽だ。パソコンの前にじっと座って電子書籍を読むのは疲れる。
ソニーのReaderで購入した電子書籍は、携帯ゲーム機でも読むことが出来る。
どのアプリが一番使いやすいかだが、どれも一長一短がある。またAndroid版とiPhone版でも仕様が若干異なっていたりする。電子書籍の読みやすさ、ジャンル別け表示、カスタマイズ整理などは、そんなに差がないといって良い。使い勝手に何か不満な点があれば、カスタマーサービスに意見を送るのも良いだろう。いずれ改善される可能性がある。
電子書籍のカスタマイズ整理の点に絞って言えば、hontoは使いやすく、Kindleはどうも使いづらい。全体のサービスでみると、先ほども述べたように価格や整理の点で一長一短があり、どれが突出しているかというのはない。
一つの電子書籍販売ショップに絞れればいいのだが、親会社の期間限定ポイントの消費や、魅惑的な割引クーポン、期間限定の激安販売セールなどに触れると、結局はあちこちの電子書籍ショップを利用することになる。
なかなか一つに絞れないという結論が出てしまった。各特色を活かして自分に合った電子書籍ライフを送るといいだろう。