フロントパネルから伸びているUSBコードのソケットを、マザーボードのUSBコネクタに差し込む。
もうひとつ、1394と書かれた同じ形の小さなソケットがあるが、肝心の1334に対応したコネクタがマザーボードにない。ソケットの穴はUSBソケットと同じ構造だから、二つめのUSBコネクタに突っ込めばいいのかなと思ったが、取扱説明書を良く読むと、USBコネクタに1394ソケットを突っ込まないでくださいと書いてある。同じ構造だったので間違えそうになった。どうやらIEEE1394コネクタがあるマザーボードが必要らしいが、IEEE1394は今まで使ったことがないので、設置しなくても特に不便は感じないだろう。
「HD AUDIO」と「AC’97」の二つのソケットが、一本のコードに枝葉のように付いている。これも迷うが、どうやらマザーボードのF_AUDIOと印字されている箇所に差し込むと良いらしい。Fはフロントパネルの略で、このコードはフロントパネルの部分から伸びているから、ここに差して間違いないだろう。しかしどちらを差し込んだらいいのか迷う。確かこのマザーボードの謳い文句にハイ・ディフィニション・オーディオというのがあったから、HD AUDIOがいいのだろう。一応マザーボードにはHDとAC’97の二通りのコネクタ構造が記載されているので、どちらを差しても問題なさそうには見えるが、HDにしておく。デフォルトでHD audioをサポートしていると取扱説明書にあるので、HDを差しておいた方が無難か。
フロントパネルが上部にあるためか、各種コードがマザーボードに届かず。スイッチを填め込むピンがちょうどマザーボードの下の方に位置しているので、諦めてとりあえず電源を入れてみる。ウンともスンとも言わない。
もう一度取扱説明書を能く読んでみると、届かなかったコードはどうやら一番重要な電源スイッチを司るピンらしい。黒くて小さいソケットにPWRだの書いてある。おそらくPOWERの略だろう。暫く思案した後に、コードを無理やり引っ張る。するとケース上部のフロントスペースからコードが出てきて、無事ソケットを填め込むことに成功するが、コードが痛まなかったかどうかが気になる。
電源スイッチを入れると、無事稼働。感慨に浸る。120mmファンの部分は、ブルーLEDがついて幻想的に光る。それにしても静か。一応ファンは3つ稼働でどれもLOWにしてあるのだけれど、今使っている3年前購入の12万のノートPCよりも静か。排熱性はかなりありそう。外観も青く光ってカッコイイし、買って良かった。
昼の2時頃から作り始めて、夜中の0時までかかった。とりあえず今回の作業で自作PC組み立ての技術は得たので、二台目を作るときは、もっと早く作れるようになれると思う。
喜び勇んでさっそくWindows Vistaをインストールすることに。DVDドライブにDVDを挿入。ところがDVD起動せず。どうやらBIOS設定画面で、CD-ROMが一番に起動する必要があるとのことで、手順を進めていく。うまく起動。
それにしてもインストール準備画面がなかなか先へ進まない。色々と読み込んでいるみたいだ。ここでまた問題が。プロダクトキーを入力して、規約に同意した後、初めてのインストールなのでカスタムインストールしか選べないのだけれど、その後のインストール先ドライブが全く表示されず。代わりに「ドライバが見つかりませんでした」と表示される。