電源とケース選び -自作パソコン失敗体験記 第8回-

電源周りが一番分かりづらいし、選択を失敗したら怖い。
電源周りが一番分かりづらいし、選択を失敗したら怖い。

最後に電源選び。これが一番迷う。カカクコムで一番売れている電源が評価は5点満点。その名の通り、静音性に優れた電源ユニットらしい。取扱店はどこも品切れ状態。450W電源でも足りるかなと思ってたけど、今後のことも考えて550Wにすることに決める。

ところが、ケースとの相性もあるらしい。これもまた自作PCの難しいところで、ケースの構造や冷却性能のことなども考慮に入れながら、電源選びをしなければならない。全くチンプンカンプンなので1から調べ直す。

静音性と冷却性は相反するとのこと。静音にするには、ファンレスや50度にならないとファンが回らない電源などを選べばいいけど、それだと放熱性が犠牲になるので、冷却性能は落ち、各パーツの寿命が短くなる怖れがある。一方で冷却性を重視してファンをつけまくると、静音性が犠牲になる。耳を煩わせない静かさも重要だ。

ケース選びと電源選びに迷っている内に、CNET JAPANでBTOパソコンの特集記事を見つけたのがきっかけで、ケース候補がほぼ固まる。これで電源との相性もおそらく大丈夫だろう。マザーボードも変更。

CPUクーラー・ファンレスorファン付き? 排熱性の問題

CPUクーラーについて。QUOADだと消費電力が高めなので、CPUクーラーが必要っぽいけど、今回は消費電力の少ないDUOなので、必要無しか。ケースの排熱性だけで充分か。

クーラーマスターの風神匠 RR-CCH-ANU1-GPが評判が良いので購入するべきかどうか迷うが、やはりカカクコムの口コミ掲示板を色々読んでいると、DUOと8600GTSでは余り問題ないっぽい。BTOパソコンの構成を見ても、CPUクーラーはオプションになっている。

CPUをオーバークロックさせる際に、CPUの熱を冷ます必要から、CPUクーラーをつける場合が多いそうで、筆者としては3Dゲームもプレイする予定はないし、主にフォトショップやイラストレーターでの用途になるので、今回は購入を見合わせる。

ビデオカードもファンレスとファンが付いているのがある。これもやはりファンレスでいってみるか。

後はケースの色。黒しかない。本当はホワイトがいいのだけれど、ケース選び、電源との相性や排熱性なんかを考慮していくと、これ以上面倒だし、黒で妥協してしまうか。とりあえずケースの色を決めないと、光学ドライブやモニタやキーボードやマウスの色も決まらない。(2009年記す)