3つの洗濯洗剤を使ってみたその感想

洗濯機を買い換えたら、洗剤にもこだわりが出てくる。

やはり自分で選んで買った洗濯機だからだろうか、洗濯をするのが楽しくて、散歩途中に店に寄ったりすると洗濯洗剤についつい目が行きがちになる。

コープ液体せっけん「あおぞら」

今まで使っていた洗剤は、コープの液体せっけん「あおぞら」。商品特徴に「海面活性体は石けんのみ」とあるから、きっと環境にも肌にも優しい洗剤。仄かに香る程度。コープらしい。

あおぞら

液体せっけん あおぞら(株式会社コープクリーン)

情報を調べてみると、CMでお馴染みのファーファの工場で作っている。

使用する量は30Lに40mlとあるから、60Lなら80ml。

お値段は800mlで400円前後。

花王「アタックZERO」

コープの自然派の商品ばかり使っていると、時には尖った洗剤も使いたくなる。朝の散歩途中にたまたま寄ったお店で、大容量のアタックゼロが目に付いた。見るとポップにMBSの情報バラエティ番組「せやねん」で「メチャ売れ」商品として取り上げられたっぽい。番組とメーカーが組んだマーケティング戦略だろうか。紹介しているのは浪速のハイテンション夫婦かつみさゆり。大阪梅田で数年前に収録風景を見かけたことがあるが、さゆりはテレビで見るよりもキラキラに輝いていた。

番組で紹介されたのは2022年7月13日と、調べるとTwitterで出てきたから、それ以降に購入した事になる。

だいたいウチは洗濯に62Lの水を使うのだが、水の量に対して洗剤の量が他のメーカーのそれと比べると少ない。そのせいか、本当に洗えているのだろうかという疑いの気持ちが湧く。

Twitterの視聴者からの情報によると、番組で取り上げられた際には、自社製品の新旧洗剤で洗濯比較実験をして、汚れの落ち方が違っていたそうだ。

はじめは香りが慣れなかったが、今は慣れた、というかほとんど香らない。洗剤だけ嗅いでみると、化学っぽい香りだが、そんなにキツくはない。

抗菌プラス、ウイルス除去、洗濯槽防カビの3点セット。ウイルス除去はコロナ禍で精神的に苦しめられている時代に合っているし、抗菌プラスも潔癖狂時代に合致している。洗濯槽の防カビは余り意識したことがないが、こないだウエストの紐に付いているプラスティックが洗濯槽の穴にはまってなかなか抜けなかった際に、早速黒カビが付いていたから甘く見ていた。やはり長年使うには洗濯槽のケアも必要だろう。

アタックZERO(花王)

お値段は幾らか忘れた。レシートが見つかれば追記しておきたい。お店でセールだったから飛びついた。198回くらい使えるというお徳用の詰め替え商品は別の店のセールで1,000円くらいだった。

P&G「アリエール」

さてまたしばらく日が経ち、別の店に入ると早速洗濯洗剤が棚に並んでいる。今度はアリエール。テレビCMで「アリエ〜エル〜♬」と滑らかな曲調で流れてくる製品名が耳にこびりついている。ここ20年テレビをほとんど見なくなっても口ずさめる程だ。貼ってあるシールに電子顕微鏡で見た黄ばみの元となる菌のフンの写真(イメージ)。まさに欲しかった黄ばみ除去の効用がある洗剤だが、既に黄ばんで幾年月経った洗濯物を綺麗にする事は出来るのか?試しに買ってみた。普段は290円ほどのお値段だが、セール+15%Offのクーポンを使って198円くらいで買えた。

こちらは「部分洗い、漂白剤無しでも、一発洗浄!」「徹底抗菌」「洗濯槽のカビ防止」がキャッチフレーズ。後ろ2つはアタックゼロとだいたい同じ効果らしいが、香りが結構独特で化学っぽい感じがアタックゼロよりも強い。尖っている洗剤だ。

アリエール(P&G)

香りが強すぎたのは、洗剤を入れすぎたせいかもしれない。1度など効き目を強く出そうと少し入れすぎて洗ったが、香りに過敏に反応して肌も少し痒かった。アタックゼロと違い、キャップも大きめで、安くはあったが使う量が2倍くらい多いので、すぐになくなりそう。

ただこの香り、夏の暑い日にタオルで顔の汗を拭うときに、結構清涼感のある良い香りとなって鼻腔を擽る。

汗を掻く夏場はアタックZEROを使うことに

という事で3つ使ってみたが、今は夏なので洗濯物が汗だくになるから抗菌効果があるのは良いし、コロナ禍なのでウイルス除去も惹かれるのでアタックゼロがイチ推し。アリエールはやっぱりちょっと香りが強いかなぁ。

今のところ夏はアタックゼロで、汗を余り掻かない冬になったら、評判の良いコープの青空に切り替えようと思う。汗だくの洗濯物を次の日に洗えなかったときは、「生乾き臭、汗臭、靴下臭を一発消臭」のアリエールという風に、使い分けていくことにした。

洗濯の頻度、1日1回か2日に1回か

夏は洗濯を毎日した方が良いのか。臭いや菌で洗濯物にカビが生えないか気になる。少しお高めでまだ1回しか着ていなかった気に入っていたTシャツ、夏場に洗濯カゴの中に放り込んだまま何日か放置していたら、小さな斑点模様に黴びさせてしまい、勿体ないので何度か知らぬ顔で着た後に泣く泣く雑巾にするしかないという哀しい体験もあった。黴びたのはその1枚だけで他の白いTシャツは同じ扱いを受けても黒い斑点のカビは付いていなかったので、特殊な素材が徒となったのか、それとも元々カビが生えるような場所に保管されていたのが市場に流通してきたのか。

しかしそのような黒カビの繁殖を避けるために毎日洗濯すると水道代が半端ないしなぁという悩み。昔洗濯しまくってたら水道局から電話がかかって来て、水漏れしていないかと心配されたことがあった。毎日だと2日で90Lだが、2日に1回だと62Lで済む。東芝の洗濯機、他のメーカーと比べて水道代と電気代が少し割高にかかるみたいだし、実際に計算してみたら雀の涙ほどかも知れないが、目が飛び出るような水道代と電気代になったらどうしよう。電気代はスマホアプリで1日おきに分かるが、水道代は2ヶ月に1回なので不安である。

せっかく大容量の洗濯機を買ったのだから、2日に1回で、臭いも何とか洗濯洗剤で除去して貰うしかない。前の洗濯機ではスピードモードを使って節水節電していたみたいだが、5kgの洗濯機でそのモードにすると2.5kgの容量対応にしかならない事にこないだ取扱説明書を見て気づいた。いったい今までどんな洗濯をしていたんだ? 今回の東芝の洗濯機もスピードモードだったか、このコースにすると、洗濯物は5kg対応となる。

「水を大切にしよう」

3つの洗濯洗剤を比較したが、どれも「すすぎ1回」対応なので、節水にもなる。そういえば子供の頃、安部元総理射殺事件で最近ちょくちょくテレビで話題になっている笹川良一が「水を大切にしよう」と子供達と一緒に呼びかけていたCMがアニメ放送の時間に頻繁に流れていた。久しぶりにYouTubeで件の日本船舶振興会のCMを見たが、水というのは蛇口をひねれば当たり前のように出てくるが、実はそうではないのだと、ふと気遣いが生まれる。それでもその想いも洗濯の泡のようにすぐにパチンと消えてしまうのだが・・・。